この演習では、 Vivado® エンジニアリング チェンジ オーダー (ECO) フローを使用してインプリメンテーション後のデザインを変更し、変更をインプリメントして変更されたネットリストのレポートを出力し、プログラム ファイルを生成します。
この演習ではこのガイドに付属のデザイン ファイルを使用し、 Kintex® UltraScale™ KCU105 評価プラットフォームをターゲットとします。デザイン ファイルの場所は、「演習 4 のデザイン ファイルの場所」を参照してください。
次の図に、デザインのブロック図を示します。
このデザインでは、MMCM (Mixed Mode Clocking Manager) を使用して、ボードで供給される 300 MHz クロックから 100 MHz クロックを合成します。
このクロックを、29 ビット カウンターを使用してさらに分周します。カウンターの上位 4 ビットは count<3:0>
信号を形成し、これを 8 ビットに 0 拡張して、8 ビットの 2:1 マルチプレクサーを介して 8 つのボード上の LED を駆動します。
count<3:0>
信号は乗算器を使用して 2 乗し、その結果でマルチプレクサーの残りの 8 入力を駆動します。Toggle
信号はマルチプレクサーのセレクト信号を制御し、LED をカウンターの値または乗算器出力のどちらで駆動するかを選択します。
Pause
信号はカウンターを停止し、Reset
信号はデザインをリセットします。Toggle
、Pause
、および Reset
信号は、次の図に示すボード上のボタンで制御するか、その次の図に示すハードウェア マネージャーの VIO で制御します。VIO は、LED のステータスを確認するのにも使用できます。次の図に、KCU105 ボード上のプッシュボタンおよび LED の位置と、ハードウェア マネージャーのダッシュボードを示します。これらを使用してプッシュボタンを制御し、VIO で LED のステータスを確認できます。