ブロック デザインに ELF ファイルが関連付けられている場合は、その ELF ファイルを Vivado プロジェクトに追加し、ブロック デザインのエンベデッド プロセッサを関連付ける必要があります。デザインへの ELF ファイルへの追加に関する詳細は、エンベデッド デザインへの ELF ファイルの追加および関連付けを参照してください。
重要: ELF ファイルは、[Associate ELF Files] コマンドを使用してではなく、SCOPED_TO_REF および SCOPED_TO_CELL プロパティを使用してネットリスト プロジェクトに関連付ける必要があります。
追加された ELF ファイルは、上記のように [Sources] ウィンドウに表示されます。ELF ファイルをプロジェクトに追加したら、SCOPED_TO_REF および SCOPED_TO_CELLS プロパティを設定して、その ELF ファイルをエンベデッド プロセッサ デザイン オブジェクトに関連付ける必要があります。
- [Sources] ウィンドウで ELF ファイルを選択します。
- [Source File Properties] ウィンドウで SCOPED_TO_CELLS および SCOPED_TO_REF プロパティのテキスト フィールドをクリックして編集します。
- SCOPED_TO_REF プロパティをブロック デザインの名前に設定します。
- SCOPED_TO_CELLS プロパティをブロック デザインのエンベデッド プロセッサ セルのインスタンス名に設定します。
次の例の場合、SCOPED_TO_REF は base_microblaze_design
、SCOPED_TO_CELLS は microblaze_0
です。
これらのプロパティは、次の Tcl コマンドを使用しても設定できます。
set_property SCOPED_TO_REF <block_design_name> [get_files \ <file_path>/file_name.elf]
set_property SCOPED_TO_CELLS { <processor_instance> } [get_files \ <file_path>/file_name.elf]