ラッパーを生成すると、IP インテグレーターによりブロック デザインで外部に指定された I/O インターフェイスが検索されます。外部 I/O が見つかった場合は、そのインターフェイスのポート マップが確認されます。<name>_I
、<name>_O
、<name>_T
のパターンと一致する 3 つのポートが見つかった場合は、I/O バッファーがインスタンシエートされ、信号が正しく接続されます。これら 3 つのポートが見つからない場合は、I/O バッファーは挿入されません。
また、次の場合も I/O バッファーは挿入されません。
-
<name>_I
、<name>_O
、<name>_T
ポートのいずれかを外部ポートに指定するか、デザイン内の別の IP に接続して、手動で接続する場合。 - インターフェイスの
BUFFER_TYPE
パラメーターがNONE
に設定されている場合。
ブロック デザインに I/O バッファーを手動でインスタンシエートするには、Vivado IP カタログから Utility Buffer IP を使用します。この IP は、次の図に示すように、さまざまなタイプの I/O バッファーとして設定できます。詳細は、 『LogiCORE IP Utility Buffer 製品概要』 (PB043) を参照してください。
図 1. Utility Buffer IP の [Re-customize IP] ダイアログ ボックス