インシステム デバッグを使用すると、ターゲット ハードウェアでデザインをリアルタイムにデバッグできます。これは、デザインを完成させるために必須の手順です。シミュレータでは再現するのが非常に困難な状況もあるので、FPGA で問題をデバッグする必要があります。この手順では、デザインに特別なデバッグ ハードウェアを配置して、デザインを監視および制御できるようにします。デバッグ プロセスが終了したら、この特別なデバッグ ハードウェアを削除して、パフォーマンスを向上し、ロジックを削減できます。
Vivado® IP インテグレーターでデザインをデバッグする機能について、次のセクションで説明します。
デバッグに最適なフローは、ユーザーの都合と、デバッグするネットおよび信号のタイプによります。
次に例を示します。
- MicroBlaze™ または Zynq®-7000 プロセッサのクロス トリガー機能を使用してハードウェア/ソフトウェア協調検証を実行する場合は、HDL インスタンシエーション フローを使用できます。
- インターフェイス レベルの接続を検証する場合は、HDL インスタンシエーション フローを使用できます。
- インプリメンテーション後のデザインをデバッグする場合は、ネットリスト挿入フローまたは HDL インスタンシエーション フローを使用できます。
ブロック デザインおよび最上位デザインのデバッグには、これら両方のフローを組み合わせて使用できます。
注記: AXI インターフェイスのデバッグの詳細は、Vivado Design Suite QuickTake ビデオ: Vivado IP インテグレーターを使用した AXI インターフェイスのデバッグを参照してください。