Vivado® Design Suite では、ボードが認識されます。ターゲット ボードに含まれるさまざまなインターフェイスがツールで認識されるので、IP が特定ボード コンポーネントに接続されるように、IP をカスタマイズして設定できます。Vivado Design Suite では、複数の標準 7 シリーズ ボードと 1 つの UltraScale™ アーキテクチャ ボードを使用できます。
カスタム ボード ファイルを定義して追加することも可能です。ボード インターフェイス ファイルの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: システム レベル デザイン入力』 (UG895) のこのセクションを参照してください。
IP インテグレーターには、[Board] ウィンドウという別のウィンドウにボードへのすべてのインターフェイスが表示されます。このウィンドウを使用してコンポーネントを選択し、IP インテグレーターで提供される設計アシスタンスを使用すると、ブロック デザインを選択したボード コンポーネントに簡単に接続できます。フローですべての I/O 制約が自動的に生成されます。
ユーザー定義またはサードパーティのボード インターフェイス ファイルおよび関連ファイルは、GitHub (https://github.com/Xilinx/XilinxBoardStore/wiki/Xilinx-Board-Store-Home) からダウンロードできます。
ザイリンクス Board Store ページにアクセスします。
-
Code をクリックします。
- Clone プルダウン ボタンをクリックし、[Clone with HTTPS] ダイアログ ボックスを開きます。
-
Download ZIP をクリックします。
- ボードを選択したディレクトリに保存します。
これらのボードは、Vivado ツールを起動するときに次のパラメーターを設定しておくと、ボード リポジトリに追加され、Vivado Design Suite で使用できるようになります。
set_param board.repoPaths [list "<path1>" "<path2>" "..."]
<path> には、board.xml で参照される part0_pins.xml や preset.xml など、1 つまたは複数のボード インターフェイス ファイルを含むディレクトリへのパスを指定します。この <path>
には、それぞれにボード インターフェイス ファイルが保存されているサブディレクトリを含むディレクトリを指定することもできます。次に例を示します。
set_param board.repoPaths [list "C:/Data/usrBrds" "C:/Data/othrBrds"]