手順 1: Questa Advanced Simulator を使用したタイミング シミュレーションの設定と実行 - 2022.1 日本語

これで、インプリメンテーション後のタイミング シミュレーションを実行するため Questa Advanced Simulator シミュレータを設定および起動する準備が整いました。Vivado IDE でタイミング シミュレーション プロパティを設定し、タイミング シミュレーションを実行します。

1. Flow Navigator で Simulation を右クリックし、Simulation Settings をクリックします。タイミング シミュレーション プロパティを設定します。
2. Simulation Settings タブで Target simulator を Questa Advance Simulator に設定します。
3. Yes をクリックして、ターゲット シミュレータを Questa Advanced Simulator に変更します。
   
   
4. questa.simulate.saif は power_tutorial_timing_questasim.saif に設定します。
5. questa.simulate.saif_scope は testbench/dut_fpga に設定します。
6. questa.simulate.log_all_signals チェック ボックスがオンになっていることを確認しします。
7. questa.simulate.runtime は 1000ns に設定されてることを確認します。
   
   
8. OK をクリックします。シミュレーションを正しく設定したら、Questa Advanced Simulator シミュレータを起動して、デザインのタイミング シミュレーションを実行できます。
9. Flow Navigator で Run Simulation > Run Post-Implementation Timing Simulation をクリックします。
   
   

   別の Questa Advanced Simulator ウィンドウが開き、デザインのシミュレーションが開始します。

10. Questa Advanced Simulator でデザインのシミュレーションが終了したら、指定した SAIF ファイルが生成されていることを確認します。シミュレーション実行前にシミュレーション設定で指定した SAIF ファイルが、次のディレクトリにあることを確認します。

    <project_directory>/power_tutorial1/power_tutorial1.sim/ sim_1/impl/timing/power_tutorial_timing_questasim.saif