シミュレーション実行時に指定した SAIF 出力ファイルは、プロジェクト ディレクトリに生成されます。この SAIF ファイルを使用して、消費電力見積もりアルゴリズムをさらにガイドします。
- メイン メニューから をクリックします。
- [Report Power ダイアログ ボックスの Switching
タブで SAIF ファイルの場所を指定します。
シミュレーション実行前に、シミュレーション設定で指定した SAIF ファイルが次のディレクトリにあることを確認します。
<project_directory>/power_tutorial1/power_tutorial1.sim/ sim_1/impl/timing/power_tutorial_timing_questasim.saif
- [Report Power ダイアログ ボックスで OK をクリックします。
[Report Power] コマンドが実行され、結果ウィンドウ エリアの Power ウィンドウに消費電力レポート power_2 が生成されます。
- Tcl コンソールで read_saif の結果を確認します。これは、シミュレーション SAIF と一致したデザイン ネットの割合を示しています。これは正確な消費電力分析を実行するために重要です。
- 消費電力レポートの Signal Rate 列に示されているデータは、シミュレーション SAIF ファイルで供給したものです。
データは色付きで示され、Simulation 出力ファイルから読み込まれたアクティビティ レートが使用されてることがわかります。
ビューを開き、右へスクロールします。 - power_2 レポートの Summary ビューに示される全消費電力 (Total On-Chip Power) を、power_1 レポートと比較します。SAIF ファイル データを使用して見積もられた全消費電力は、ベクターレス モードの実行で見積もられた全消費電力 (power_1 の結果) とは異なります。