シミュレーション実行時に指定した SAIF 出力ファイルは、プロジェクト ディレクトリに生成されます。この SAIF ファイルを使用して、消費電力解析アルゴリズムをさらにガイドします。
- 指定した SAIF ファイルが生成されていることを確認します。シミュレーション実行前に、シミュレーション設定で指定した SAIF ファイルが次のディレクトリにあることを確認します。
<project_directory>/power_tutorial1/power_tutorial1.sim/sim_1/synth/ func/power_tutorial_func.saif
- Flow Navigator で Open Synthesized Design をクリックしてオプションを展開します。
- Synthesized Design → Report Power をクリックします。
- Report Power ダイアログ ボックスで Results name を power_3 に設定します。
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Report Power ダイアログ ボックスの Output タブで次のように変更します。
- Output text File を power_3.pwr に設定します。
- Output XPE File を power_3.xpe に設定します。
- Report Power ダイアログ ボックスの Environment タブで Process が maximum に設定されていることを確認します。
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Report Power ダイアログ ボックスの Switching タブで SAIF ファイルの場所を指定します。
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Report Power ダイアログ ボックスで OK をクリックします。report_power コマンドが実行され、Power ウィンドウに power_3 消費電力レポートが生成されます。
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Power ウィンドウの I/O ビューに移動します。すべての I/O ポートのアクティビティ データが、指定したシミュレーション データから設定されていることを確認します。データは色付きで示され、シミュレーション出力ファイルから読み込まれたアクティビティ レートが使用されてることがわかります。
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power_1 の純粋なベクターレス実行の結果と power_3 の合成後の論理シミュレーション データを使用した結果では、全消費電力 (Summary ビューの Total On-Chip Power) が異なります。また、
dut/dut_reset
信号レートは、シミュレーションの SAIF データで上書きされています。