重み、バイアス、および中間の各特徴マップは、オンチップ メモリにバッファーされます。オンチップ メモリは RAM で構成され、ブロック RAM および UltraRAM としてインスタンシエートできます。[RAM Usage] で、DPUCZDX8G アーキテクチャで使用されるオンチップ メモリの合計を指定します。ここでの設定は DPUCZDX8G IP 内のすべての DPUCZDX8G コアに適用されます。[RAM Usage] を [High] に設定すると、オンチップ メモリ ブロックが大きくなり、DPUCZDX8G は中間データをより柔軟に処理できるようになります。また、この設定により各 DPUCZDX8G
コアのパフォーマンスがより高くなります。次の表に、各アーキテクチャで使用される BRAM36K ブロックの数を、[RAM Usage] が [Low] と [High] の場合に分けて示します。
注記:
DPUCZDX8G 命令セットは、[RAM Usage] の設定ごとに異なります。[RAM Usage] の設定を変更した場合、ニューラル ネットワークを再コンパイルして DPUCZDX8G 命令ファイルを再生成する必要があります。次の結果は、[DepthwiseConv] を有効にした DPUCZDX8G を使用した場合のものです。
DPUCZDX8G アーキテクチャ | RAM 使用量 = 最小 (Low) | RAM 使用量 = 最大 (High) |
---|---|---|
B512 | 72 | 88 |
B800 | 90 | 108 |
B1024 | 104 | 136 |
B1152 | 121 | 143 |
B1600 | 126 | 162 |
B2304 | 165 | 209 |
B3136 | 208 | 260 |
B4096 | 255 | 315 |