この問題を回避するには、次のオプションを使用できます。
1) VCCO_503 = 1.8V に設定します。
注記: SSIT デバイスを使用する場合は、ザイリンクス テクニカル サポートまでお問い合わせください。
2) VCCO_503 が 2.5V または 3.3V である必要がある場合、次の図に示すように代替の TAP ステート パスを使用して Shift IR または Shift DR ステートに遷移するようにすれば、この問題を回避できます。
Vivado 2021.2 (およびそれ以降のツール バージョン) では、Versal デバイスが JTAG チェーン内にある場合、代替の TAP ステート パスがデフォルトで自動検出されて使用されます。
2021.2 リリース (およびそれ以降のツール バージョン) では、次のコマンドを使用して hw_server を手動で起動させることもできます。
hw_server -e "set jtag-pause-before-shift 2"
XSDB 2021.2 (およびそれ以降のツール バージョン) では、次を使用して configparam コマンドを「connect」の後に適用する必要があります。
xsdb% configparam jtag-pause-before-shift 2
この代替パスは、Shift DR ステートへの遷移のみを示しています。Shift IR についても同様に使用する必要があります。
上記の configparam は、Shift-DR および Shift-IR の両方の操作に対して回避策を適用します。
3) VCCO_503 が 2.5V または 3.3V である必要がある場合、この代替 TAP ステート パスを用いた JTAG 回避策を JTAG ツール ベンダーにリクエストします。