GTY トランシーバーの基準クロックのチェック項目

Versal ACAP GTY および GTYP トランシーバー アーキテクチャ マニュアル (AM002)

Document ID
AM002
Release Date
2021-05-05
Revision
1.2 日本語

GTY トランシーバー デザインで使用するオシレーターを選択する際には、次の条件を満たしているかを判断する必要があります。

  • オシレーターの出力ピンと GTY トランシーバー クワッド専用のクロック入力ピン間に AC カップリングを提供する。
  • 基準クロックの差動電圧幅が、Versal ACAP のデータシート で指定されている範囲である。(公称範囲は 250mV ~ 2000mV、公称値は 1200mV)。
  • Versal ACAP のデータシート で指定された基準クロックの特性を満たす、またはそれ以上である。
  • GTY トランシーバーが物理層に対応する場合の、標準的な基準クロックの特性を満たす、またはそれ以上である。
  • オシレーター ベンダーが提供する、電源、ボード配置、およびノイズ仕様に関する規定要件を満たしている。
  • オシレーターと GTY トランシーバー クワッドのクロック入力ピン間には、専用の Point-to-Point 接続を使用する。
  • 差動送信ライン上のインピーダンス断絶を最小限に抑える (インピーダンス断絶はジッターを発生する)。