PCI Express デザイン用の TX レシーバー検出機能

Versal ACAP GTY および GTYP トランシーバー アーキテクチャ マニュアル (AM002)

Document ID
AM002
Release Date
2021-05-05
Revision
1.2 日本語

PCI Express 仕様には、リンク上のトランスミッターによるレシーバー検出を可能にする機能が含まれます。レシーバーがあるかどうかは、TXP/TXN の立ち上がり時間に基づいて決定されます。PCI Express デザイン用の TX レシーバー検出機能 に、レシーバー検出に使用される回路モデルを示します。レシーバー検出を実行するには、GTY トランシーバーを P1 パワーダウン ステートにする必要があります。さらに、レシーバー検出にはトランスミッターとレシーバー間に外部カップリング キャパシタが必要で、レシーバーは終端する必要があります。Gen1、Gen2、Gen 3、または Gen4 アプリケーションにおける外部カップリング キャパシタの実際値については、『PCI Express Base Specification』を参照してください。レシーバー検出シーケンスは、CH*_TXDETECTRX をアサートすると開始します。それに応じて、レシーバー検出ロジックが TXN および TXP を (VDD - VSWING/2) に駆動し、その後それらをリリースします。TXN および TXP のレベルがしきい値電圧と比較されます。シーケンスの最後に、CH*_PHYSTATUS が 1 サイクル間 High にアサートされ、レシーバー検出ステータスが CH*_RXSTATUS に反映されます。

図 1. レシーバー検出回路モデル

注記: Gen1、Gen2、Gen 3、または Gen4 アプリケーションにおける外部カップリング キャパシタの実際値については、『PCI Express Base Specification』を参照してください。