RX 8B/10B のビットおよびバイト順序

Versal ACAP GTY および GTYP トランシーバー アーキテクチャ マニュアル (AM002)

Document ID
AM002
Release Date
2021-05-05
Revision
1.2 日本語

8B/10B デコーダーへ入力されるビット順序は、8B/10B の符号 の順序の逆です。8B/10B デコードではビット a0 を最初に受信する必要がありますが、GTY トランシーバーでは常に最も右にあるビットが最初に受信されます。したがって、8B/10B デコーダーは、デコード前に受信データのビット順序を自動的に反転させるよう設計されています。そして、デコードされたデータが CH*_RXDATA ポートに現れます。8B/10B デコーダーは、RX_DATA_WIDTH = 80 または 160 をサポートしません。RX_INT_DATAWIDTH = 0 (2 バイトの内部データパス) または 1 (4 バイトの内部データパス) に設定する必要があります。8B/10B デコーダーの後、データはバイトに再構築されて CH*_RXDATA インターフェイスへ送信されます。CH*_RXDATA で使用されるビット数と対応するバイト順序は、RX_DATA_WIDTH によって異なります。

  • RX_DATA_WIDTH = 20 の場合は、CH*_RXDATA[15:0] のみ使用
  • RX_DATA_WIDTH = 40 の場合は、CH*_RXDATA[31:0] のみ使用

8B/10B デコーダーがバイパスされ、RX_DATA_WIDTH が 10 の倍数に設定されている場合は、次の図に示すフォーマットで 10 ビットのキャラクターが RX データ インターフェイスへ送られます。

図 1. 8B/10B デコーダーでのビットおよびバイト順序