RX 位相バッファーの使用

Versal ACAP GTY および GTYP トランシーバー アーキテクチャ マニュアル (AM002)

Document ID
AM002
Release Date
2021-05-05
Revision
1.2 日本語

8B/10B および 128B/130B データパスには、PHYCLK ドメインと RXUSRCLK ドメインの位相差を調整する専用のエラスティック FIFO があります。RX クロック コレクションや RX チャネル ボンディングをしないモード、および RX バッファー バイパスを使用しないモードでは、専用の RX バッファーを使用して PHYCLK ドメインと RXUSRCLK ドメインの位相差を調整します。このバッファーを有効にするには、次のように設定します。

  • RX_PHASE_BUFFER_USE = 1'b1

RX バッファーがオーバーフロー/アンダーフローになると、RX バッファーの内容は無効になります。オーバーフロー/アンダーフローのいずれかが生じた場合は、GTRXRESET 手順または RX コンポーネント リセット手順を実行して、RX エラスティック バッファーをリセットおよび再初期化する必要があります。チャネル ボンディング トポロジの変更、カンマ リアライメント、電気的アイドル、またはレート変更時には、RX バッファーのリセットが内部生成されます。

クロック コレクション (RX クロック コレクション 参照) およびチャネル ボンディング (RX チャネル ボンディング 参照) には、専用の 8B/10B エラスティック FIFO が使用されます。このモードでは、RX エラスティック バッファーを無効にしてください。詳細は、上記 2 つのセクションを参照してください。