カンマ パターンの設定

Versal ACAP GTY および GTYP トランシーバー アーキテクチャ マニュアル (AM002)

Document ID
AM002
Release Date
2021-05-05
Revision
1.2 日本語

ブロックが入力データ ストリーム内で検索するカンマ パターンを設定するには、RX_ALIGN_MCOMMA_VAL、RX_ALIGN_PCOMMA_VAL、RX_PCOMMA_ALIGEN、および RX_MCOMMA_ALIGNEN 属性を使用します。カンマの長さは、RX_DATA_WIDTH で決定されます。次の図に示すように、RX_ALIGN_COMMA_ENABLE を使用すると、各カンマの値をマスクしてパターンの部分一致をサポートできます。

図 1. カンマ パターンのマスク

次の図に、RX_ALIGN_COMMA_DOUBLE = TRUE の場合でのカンマ パターンの組み合わせを示します。

図 2. 拡張されたカンマ パターン定義

次の図に、カンマと RX_ALIGN_COMMA_ENABLE を組み合わせて 20 ビットの内部カンマに対するワイルドカード カンマを作成する方法を示します。RX_ALIGN_COMMA_DOUBLE が TRUE の場合、MCOMMA と PCOMMA の 2 つを結合したパターンが検出対象となります。カンマ内のビット数は RX_DATA_WIDTH で決定されます。16 ビットまたは 20 ビットのいずれかのカンマ アライメント モードを利用できます。2 つの連続カンマは、受信データ内に RX_ALIGN_PCOMMA_VAL で定義された PCOMMA とその直後に RX_ALIGN_MCOMMA_VAL で定義された MCOMMA が続き、2 つのカンマ パターン間に余分なビットが存在しない場合のみ検出されます。

図 3. 拡張したカンマ パターンのマスク