トランシーバーのリセットは、シーケンシャル モードとシングル モードの 2 つのモードで実行できます。
- シーケンシャル モード: リセット ステート マシンは、初期化リセットまたはコンポーネント リセットの入力信号が High になると開始し、トランシーバー TX の場合は 図 1、トランシーバー RX の場合は 図 1 に示すリセット ステートのうち、要求されたリセット ステート以後のすべてのステートへ遷移します。このモードのリセット フローが完了すると、(TX/RX) RESETDONE 信号が Low から High に遷移します。
- シングル モード: リセット ステート マシンは、要求されたリセットのみを属性で設定された定義済みの時間だけ個別に実行します。図 1 (トランシーバー TX) または 図 1 (トランシーバー RX) に示す要求されたステート以外のリセット ステートへは遷移しません。PMA、PCS、またはその中のファンクション ブロックに対する任意のコンポーネント リセットを要求できます。シングル モード リセットが完了すると、(TX/RX)RESETDONE 信号が Low から High に遷移します。
GTY トランシーバーの初期化リセットには、必ずシーケンシャル モードを使用してください。いずれのコンポーネントも、シーケンシャル モードまたはシングル モードでリセットを実行できます。GTY トランシーバーでは、(TX/RX)RESETMODE を使用してシーケンシャル モードかシングル モードかを選択します。次の表に、GTY トランシーバー TX と GTY トランシーバー RX の両方に適用されるコンフィギュレーションの詳細を示します。これらのリセット モードは、LCPLL および RPLL のリセットには影響を与えません。GTY トランシーバー TX または GTY トランシーバー RX は、通常動作中にシーケンシャル モードまたはシングル モードでアプリケーションによってリセットできるため、GTY トランシーバーの一部を柔軟にリセットできます。シーケンシャル モードまたはシングル モードを使用する場合、リセットをアサートする 50ns 前に (TX/RX)RESETMODE を適切な値に設定しておく必要があります。
動作モード | (TX/RX)RESETMODE |
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シーケンシャル モード |
2'b00
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シングル モード |
2'b11
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ポート | 方向 | クロック ドメイン | 説明 |
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CH[0/1/2/3]_RXRESETMODE[1:0] | 入力 | 非同期 | RX 用のリセット モード ポートです。
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CH[0/1/2/3]_TXRESETMODE[1:0] | 入力 | 非同期 | TX 用のリセット モード ポートです。
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