オーバーフロー条件が検出された場合、出力は無限大となり、オーバーフロー フラグがアサートされます。乗算と加算の演算でオーバーフローが発生するのは、2 つの有限正規数の乗算または加算の結果が最大正規化値 (32'h7F7FFFFF または 32'hFF7FFFFF) を超える場合のみです。同様に、アンダーフローが発生するのは、2 つの有限正規数の演算結果が最小正規数 (32'h00800000 または 32'h80800000、非正規化数や指数ロールオーバーなど) より小さいゼロ以外の値になる場合のみです。結果が最小正規化値より小さいゼロ以外の値の場合、アンダーフローがトリガーされます。
無効ステータス フラグがアサートされる無効な演算には、次のものがあります。
- 1 つ以上の sNaN (signaling NaN) 入力を使用した演算
- 符号が反対の無限大どうしの加算
- ゼロと無限大の乗算