システムの多様なニーズに対応するため、ADC には複数の動作モードがあります。ADC は、さまざまな電圧範囲、外部測定モード、およびデータの種類 (温度や電圧など) のチャネルを備えることができます。ユーザー インターフェイスをシンプルにするために ADC はさまざまなユースケースに内部で対応するよう設計されており、キャプチャしたデータは適切な値にスケーリングされた共通の浮動小数点形式で格納されます。
AMD Versal™ アーキテクチャの場合、SYSMON の結果レジスタに、符号ビットと形式ビット、一対の指数オフセット ビット、および 16 ビットの ADC データを含むすべての外部および内部電圧測定値が浮動小数点形式で格納されます。これにより、伝達関数を適用したり、ADC データの大きさを把握する必要がなくなり、すべての電圧測定値に共通の形式を使用できるようになります。
SYSMON には、センサーの電圧形式から摂氏温度に変換された内部温度のサンプル結果が固定小数点形式で格納されます。固定小数点形式は、固定された 7 つの小数ビット形式を採用して、符号付きの結果を摂氏温度で提供します。
メモリ マップド レジスタに格納されるさまざまなデータ形式の詳細は、アナログ チャネル を参照してください。