PMC および プロセッシング システムへのアクセスに関する注意点

Versal アダプティブ SoC システム モニター アーキテクチャ マニュアル (AM006)

Document ID
AM006
Release Date
2023-12-13
Revision
1.4 日本語

システム モニターは、SYSMON_PMC レジスタ モジュールによって制御されます。ソフトウェア コードからこのレジスタ モジュールにアクセスすることで、システム モニターを設定および制御します。これらのレジスタは、結果の読み出しや割り込み警告の設定に使用することもできます。割り込みを有効化すると、システム割り込みを生成できます。システム割り込みは PS および PMC にルーティングされます。

PMC/PS において、このレジスタ モジュールはベース アドレス 0xF127_0000 に対してメモリ マッピングされています。これは、PMC インターコネクトに接続された 32 ビット APB プログラミング インターフェイスです。レジスタ モジュールへのアクセスは、システム モニターに到達する前に、PMC AMD ペリフェラル保護ユニット (PMC_XPPU) を介してルーティングされます。このプログラミング インターフェイスは、PL 内でインスタンシエートされたプロセッサを含め、あらゆるプロセッサからアクセスされる可能性があります。

重要: PMC レジスタ モジュールへのアクセスは PMC_XPPU により制限できます。SYSMON_PMC レジスタに必要なアクセスを確保するため、PMC_XPPU の設定には注意が必要です。

PL プロセッサを PL - PS 間 AXI インターフェイス (例: S_AXI_LPD) に接続することで、PL プロセッサがレジスタ モジュール プログラミング インターフェイスにアクセスできます。また、このパスには LPD が起動していることが必要です。

PMC/PS アクセス パス、4 GB アドレス マップ、システム割り込みについては、 『Versal アダプティブ SoC テクニカル リファレンス マニュアル』 (AM011) を参照してください。