SYSMON には、ADC を用いてデバイスの電源電圧を監視できるオンチップ センサーが含まれます。すべての外部電源レールには関連するセンサーがあり、システムに決定的な影響を与えるすべての電源電圧を分析できます。電源センサーは、電源電圧をサンプリングして、ADC の動作要件に適合するように減衰させます。内部電源センサーの結果は、適切にスケーリングされて、チャネルのデータ レジスタに浮動小数点形式で格納されます。電源センサーには 2 つのタイプ (Supply (標準電源) と Supply Extended (拡張電源)) があります。Supply Extended の範囲は、1.8V を超える電源電圧 (例: HDIO バンクの電源電圧) をサンプリングするために使用されます。適切なモード選択は、プロセッサ コンフィギュレーション IP によって自動的に決定されます。電源センサーのデータ形式 に、電源センサーのデータ形式を示しています。
重要: SYSMON は電源レールをダイ レベルで計測しますが、データシートの電源要件はパッケージ ボールで規定されています。パッケージの DC 抵抗が原因で、SYSMON センサーへの到達後に電源レベルが低下する可能性があるため、アラームしきい値を設定するときは IR ドロップを考慮に入れてください。
通常、外部生成されたすべての電源は SYSMON で監視可能であり、結果の格納に 160 チャネル用のレジスタ位置が必要であること以外に要件はありません。すべてのセンサーは、チャネル機能 で定義されるチャネル機能を備えています。
次の表は、Control/Interface/Processing IP で制御できる一般的な電源をブロック タイプ別に示しています。
| ブロック タイプ | 利用可能な電源センサー |
|---|---|
| PL コア電源 | VCCAUX、VCCINT、VCC_RAM |
| PS コア電源 | VCCINT_PMC、VCCAUX_PMC、VCC_PSLP、VCC_PSFP、VCC_SOC、VCC_BAT |
| SelectIO™ インターフェイス バンク電源および PSIO バンク電圧 | VCCO、VCC_IO |
| MGT 電源 | GTM_AVCC、GTM_AVCCAUX、GTM_AVTT、GTY_AVCC、GTY_AVCCAUX、GTY_AVTT |