UltraRAM の属性

Versal ACAP メモリ リソース アーキテクチャ マニュアル (AM007)

Document ID
AM007
Release Date
2020-11-24
Revision
1.1 日本語

次の表に、UltraRAM の属性を示します。

表 1. UltraRAM の属性
属性 デフォルト タイプ 説明
AUTO_SLEEP_LATENCY 3 ~ 15 8 10 進数 UltraRAM をスリープ モードにするレイテンシ要件を設定します。
AVG_CONS_INACTIVE_CYCLES 10 ~ 100000 10 10 進数 スリープ モードの連続した非アクティブ サイクルの平均値を設定します。スリープ モードの場合、いずれのポートでも読み出し/書き込み動作が発生しない、平均サイクル数として定義されます。消費電力レポート ツールで使用されます。ユーザーが設定します。
BWE_MODE_A PARITY_INTERLEAVED、PARITY_INDEPENDENT PARITY_INTERLEAVED 文字列 ポート A のバイト ライト イネーブル モードは、BWE_A 入力ビットが、各データ バイトおよびそのパリティ ビットの書き込みを有効にするか、パリティ ビット専用に独立したライト イネーブル ビット (データ バイト用のライト イネーブル ビットではない) を持つかを選択します。PARITY_INDEPENDENT モードは、WRITE_WIDTH_A = 72 ビットの場合のみサポートされます。
BWE_MODE_B PARITY_INTERLEAVED、PARITY_INDEPENDENT PARITY_INTERLEAVED 文字列 ポート B のバイト ライト イネーブル モードは、BWE_B 入力ビットが、各データ バイトおよびそのパリティ ビットの書き込みを有効にするか、パリティ ビット専用に独立したライト イネーブル ビット (データ バイト用のライト イネーブル ビットではない) を持つかを選択します。PARITY_INDEPENDENT モードは、WRITE_WIDTH_B = 72 ビットの場合のみサポートされます。
CASCADE_ORDER_CTRL_A NONE、FIRST、MIDDLE、LAST NONE 文字列 ポート A のカスケード チェーンにおける UltraRAM ブロックの位置を指定します。ADDR、EN および RDB_WR を制御します。
CASCADE_ORDER_CTRL_B NONE、FIRST、MIDDLE、LAST NONE 文字列 ポート B のカスケード チェーンにおける UltraRAM ブロックの位置を指定します。ADDR、EN および RDB_WR を制御します。
CASCADE_ORDER_DATA_A NONE、FIRST、MIDDLE、LAST NONE 文字列 ポート A のデータ カスケード チェーンにおける UltraRAM ブロックの位置を指定します。DIN、BWE、DOUT、RDACCESS、および SBITERR/DBITERR を制御します。CASCADE_ORDER_DATA = FIRST または MIDDLE の場合、DOUT、SBITERR、DBITERR、および RDACCESS 出力は使用しないでください。
CASCADE_ORDER_DATA_B NONE、FIRST、MIDDLE、LAST NONE 文字列 ポート B のデータ カスケード チェーンにおける UltraRAM ブロックの位置を指定します。DIN、BWE、DOUT、RDACCESS、および SBITERR/DBITERR を制御します。CASCADE_ORDER_DATA = FIRST または MIDDLE の場合、DOUT、SBITERR、DBITERR、および RDACCESS 出力は使用しないでください。
EN_AUTO_SLEEP_MODE FALSE、TRUE FALSE 文字列 UltraRAM の省電力モードへの自動的移行を有効にするかどうかを指定します。
EN_ECC_RD_A FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A の ECC デコーダーをデータ読み出しに使用するかどうかを指定します。
EN_ECC_RD_B FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B の ECC デコーダーをデータ読み出しに使用するかどうかを指定します。
EN_ECC_WR_A FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A の ECC エンコーダーをデータ書き込みに使用するかどうかを指定します。
EN_ECC_WR_B FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B の ECC エンコーダーをデータ書き込みに使用するかどうかを指定します。
INIT_000 ~ INIT_3FF 任意の 288 ビット 16 進数 288'h000... 16 進数 コンフィギュレーション中にメモリ アレイの内容を初期化します。
INIT_FILE 任意の文字列 なし 文字列 メモリ初期化ファイル。
IREG_PRE_A FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A のデータ、アドレス、制御入力パイプライン レジスタを挿入します。
IREG_PRE_B FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B のデータ、アドレス、制御入力パイプライン レジスタを挿入します。
IS_CLK_INVERTED FALSE、TRUE FALSE 文字列 CLK を反転します (オプション)。
IS_EN_A_INVERTED FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A の EN を反転します (オプション)。
IS_EN_B_INVERTED FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B の EN を反転します (オプション)。
IS_RDB_WR_A_INVERTED FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A の RDB_WR をします (オプション)。
IS_RDB_WR_B_INVERTED FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B の RDB_WR を反転します (オプション)。
IS_RST_A_INVERTED FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A のリセット入力を反転します (オプション)。
IS_RST_B_INVERTED FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B のリセット入力を反転します (オプション)。
MATRIX_ID カスタム ラベル NONE 文字列 カスケード チェーンまたはマトリクスに属するすべての UltraRAM ブロックをタグ付けするために消費電力レポート ツールが使用するマトリクス ID 名をカスタム ラベル (文字列) として指定します。各マトリクスには異なる名前を割り当てます。シングル UltraRAM インスタンスにはラベルは必要ありません。消費電力レポート ツールで使用されます。ユーザーまたは合成ツールが設定します。
NUM_URAM_IN_MATRIX 1 ~ 2048 1 10 進数 カスケード/マトリクス サイズ (マトリクス内の UltraRAM の数) を定義します。特定マトリクスのインスタンスに帰属します。シングル インスタンスの場合、1 にセットします。消費電力レポート ツールで使用されます。ユーザーまたは合成ツールが設定します。
NUM_UNIQUE_SELF_ADDR_A 1 ~ 2048 1 10 進数 カスケード チェーンまたはマトリクス内の固有の SELF_ADDR_A UltraRAM ブロックの数を指定します。通常は、カスケード チェーンまたはマトリクス内のブロック数に相当します。ブロードキャストの場合、共通の SELF_ADDR_A 設定によりその数は小さくなることがあります。消費電力レポート ツールで使用されます。ユーザーまたは合成ツールが設定します。
NUM_UNIQUE_SELF_ADDR_B 1 ~ 2048 1 10 進数 カスケード チェーンまたはマトリクス内の固有の SELF_ADDR_B UltraRAM ブロックの数を指定します。通常は、カスケード チェーンまたはマトリクス内のブロック数に相当します。ブロードキャストの場合、共通の SELF_ADDR_B 設定によりその数は小さくなります。消費電力レポート ツールで使用されます。ユーザーまたは合成ツールが設定します。
OREG_A FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A の SRAM アレイ出力パイプライン レジスタを挿入します (オプション)。
OREG_B FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B の SRAM アレイ出力パイプライン レジスタを挿入します (オプション)。
OREG_ECC_A FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A の ECC デコーダー出力パイプライン レジスタを挿入します (オプション)。
OREG_ECC_B FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B の ECC デコーダー出力パイプライン レジスタを挿入します (オプション)。
PR_SAVE_DATA FALSE、TRUE FALSE 文字列 PR 後の内容初期化をスキップし、以前のメモリ内容を維持します。
READ_WIDTH_A 9、18、36、72 72 10 進数 パリティ ビットを含む読み出しポート A のデータ幅を指定します。この属性は、同じカスケード チェーン内のすべての UltraRAM で同じ値を設定する必要があります。
READ_WIDTH_B 9、18、36、72 72 10 進数 パリティ ビットを含む読み出しポート B のデータ幅を指定します。この属性は、同じカスケード チェーン内のすべての UltraRAM で同じ値を設定する必要があります。
REG_CAS_A FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A のカスケード接続データ入力/データ出力パイプライン レジスタを挿入します。
REG_CAS_B FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B のカスケード接続データ入力/データ出力パイプライン レジスタを挿入します。
RST_MODE_A SYNC、ASYNC SYNC 文字列 ポート A のリセット モードを指定します。
RST_MODE_B SYNC、ASYNC SYNC 文字列 ポート B のリセット モードを指定します。
SELF_ADDR_A 11'h000 to 11'h7ff 11'h000 16 進数 ポート A の自己アドレス値です。
SELF_ADDR_B 11'h000 to 11'h7ff 11'h000 16 進数 ポート B の自己アドレス値です。
SELF_MASK_A 11'h000 to 11'h7ff 11'h7ff 16 進数 ポート A の自己アドレス マスクです。
SELF_MASK_B 11'h000 to 11'h7ff 11'h7ff 16 進数 ポート B の自己アドレス マスクです。
USE_EXT_CE_A FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート A のすべての出力パイプライン レジスタの CE ピンを内部または外部で制御できるようにします。
USE_EXT_CE_B FALSE、TRUE FALSE 文字列 ポート B のすべての出力パイプライン レジスタの CE ピンを内部または外部で制御できるようにします。
WRITE_WIDTH_A 9、18、36、72 72 10 進数 パリティ ビットを含む書き込みポート A のデータ幅を指定します。この属性は、同じカスケード チェーン内のすべての UltraRAM で同じ値を設定する必要があります。
WRITE_WIDTH_B 9、18、36、72 72 10 進数 パリティ ビットを含む書き込みポート B のデータ幅を指定します。この属性は、同じカスケード チェーン内のすべての UltraRAM で同じ値を設定する必要があります。
注記: URAM288E5_BASE プリミティブにはいずれのカスケード属性もありません。