アドレス バス – ADDR_A、ADDR_B

Versal ACAP メモリ リソース アーキテクチャ マニュアル (AM007)

Document ID
AM007
Release Date
2020-11-24
Revision
1.1 日本語

26 ビット アドレス バスは、読み出しまたは書き込みを実行するメモリ セルを選択します。アドレスの上位 11 ビット (ADDR[25:15]) は、複数の UltraRAM をカスケード接続してビット数とワード数の多いメモリ アレイを形成している場合に、カスケード接続された一連の UltraRAM から UltraRAM インスタンスを選択します。カスケード接続された UltraRAM の中から選択された UltraRAM インスタンスを特定するために、各 UltraRAM にはコンパレータが内蔵されており、これがアドレスの上位 11 ビットと固有の SELF_ADDR 属性を比較します。SELF_MASK 属性は、この比較に使用される 11 ビット アドレスの数を定義します。

アドレスの下位 15 ビット (ADDR[14:0]) は、1 つの UltraRAM から、またはカスケード接続された一連の UltraRAM の 1 つからデータを選択します。ポートのデータ幅は UltraRAM のワード数に影響を与え、ワード数によってアドレスの下位 15 ビットのうち、データ選択に使用されるビットが決定します。ポートのデータ幅が 9 ビットより大きい場合、アドレスの最下位 1 ビットまたは数ビットは使用されません。ポートのデータ幅と、データ選択に使用されるアドレス ビットの関係については、次の表を参照してください。

表 1. URAM288E5 のポート アスペクト比
ポートのデータ幅 ポートの有効アドレス幅 ワード数 ADDR バス 1

DIN バス

DOUT バス

BWE 2
PARITY_INDEPENDENT モード
72 23 4,096 [25:3] [71:0] [8:0]
PARITY_INTERLEAVED モード
72 23 4,096 [25:3] [71:0] [7:0]
36 24 8,192 [25:2] [35:0] [3:0]
18 25 16,384 [25:1] [17:0] [1:0]
9 26 32,768 [25:0] [8:0] [0]
  1. ADDR[25:15] はカスケード モードでのみ使用します。
  2. BWE ビットと DIN ビットのマッピングについては、データ入力バス – DIN_A、DIN_B を参照してください。