このセクションでは、AI エンジンのレジスタ移動機能について説明します。レジスタの種類と名前の詳細は、レジスタ ファイル を参照してください。
- スカラーからスカラー
- R、M、P、C、および特殊レジスタの間でスカラー値を移動
- R、M、P、C、および特殊レジスタへ即値を移動
- AXI4-Streamとの間で双方向にスカラー値を移動
- ベクトルからベクトル: 1 つの 128 ビット V レジスタを任意の V レジスタへ 1 サイクルで移動します。256 ビット W レジスタおよび 512 ビット X レジスタの場合も同様です。ただし、いずれの場合もベクトル サイズが同じである必要があります。
- アキュムレータからアキュムレータ: 384 ビット アキュムレータ (AM) レジスタを別の AM レジスタへ 1 サイクルで移動します。
- ベクトルからアキュムレータ (次の 2 つの場合)
- アップシフト パスは 16 または 32 ビット ベクトル値を取得し、アキュムレータに書き込みます。
- 通常の乗算データパスを使用し、それぞれの値に定数
1
を掛けます。
- アキュムレータからベクトル: シフト-丸め-飽和データパスは、アキュムレータをベクトル レジスタへ移動します。
- アキュムレータからカスケード ストリーム、およびカスケードからアキュムレータ: カスケード ストリームはアレイにある AI エンジンをチェーン接続し、AI エンジン間でのアキュムレータ レジスタ (384 ビット) 転送を可能にします。入力ストリームと出力ストリームの両方に 384 ビット幅の 2 段 FIFO があるため、AI エンジン間で最大 4 つの値を FIFO に格納できます。
- スカラーからベクトル: R レジスタのスカラー値をベクトル レジスタへ移動します。
- ベクトルからスカラー: 128 ビットまたは 256 ビット ベクトル レジスタから任意の 8 ビット、16 ビット、または 32 ビット値を抽出し、結果をスカラー R レジスタへ書き込みます。