各 NIBBLESLICE は、TX データ (ストローブ) を自身の RX にループバックできます。ループバックは IOB の前で実行されますが、TX クロックおよびデータは通常どおり IOB へ到達します。TXRX_LOOPBACK_# = TRUE は、使用されている NIBBLESLICE に対してのみイネーブルにします。このため、パッドで受信するほかの信号との競合を防ぐよう注意が必要です。SERIAL_MODE = TRUE の場合、ループバック (すなわち TXRX_LOOPBACK_# = TRUE) はサポートされません。ソース同期インターフェイスでループバックを実行するには、次の手順を実行します。
- ループバックを実行する各 NIBBLESLICE[x] で、TXRX_LOOPBACK_x = TRUE と設定します。
- ループバックを実行するには、キャプチャ クロックとして使用されるストローブが必要です。このストローブを含む XPHY に対して、DQS_SRC = LOCAL と設定します。インターフェイスが複数のニブルにまたがる場合、バイト間クロッキングを利用してストローブを受信するニブルに対して DQS_SRC = EXTERN と設定します。ニブル間クロッキングを利用してストローブを受信するニブルに対して、EN_OTHER_PCLK = TRUE および EN_OTHER_NCLK = TRUE と設定します。
- SELF_CALIBRATE = ENABLE と設定します。
- RX_GATING = DISABLE と設定します。
- ループバックを動作させるには、バッファー (IBUF、OBUF、IOBUF、またはこれらの派生バッファー) を使用する必要があります。XPHY.O0[x] からのネットを、OBUF、IOBUF、またはこれらの派生バッファーの入力に接続します。あるいは、IBUF、IOBUF、またはこれらの派生バッファーからの出力ネットを XPHY.DATAIN[x] に接続します。どちらのネットを使用するかにかかわらず、このパスではバッファー (IBUF、OBUF、またはこれらの派生バッファー) を 1 つだけ使用してください。
- 次のいずれかを選択します。
- クロックをデータとのエッジ アラインで送信するには、TX_OUTPUT_PHASE_90_0 = FALSE と設定します。また、レシーバーがクロックをデータの中心に揃えられるように、RX_CLK_PHASE_P/N = SHIFT_90 と設定します。
- クロックをデータとのセンター アラインで送信するには、TX_OUTPUT_PHASE_90_0 = TRUE と設定します。また、クロックがデータの中心に揃って受信され、センタリングが不要なため、RX_CLK_PHASE_P/N = SHIFT_0 と設定します。
- ソース同期インターフェイスでループバックを実行するにはデータとストローブを送信する必要があるため、データ用とストローブ用に少なくとも 2 つの NIBBLESLICE を使用する必要があります。ストローブを受信できるのは NIBBLESLICE[0] のみです。ストローブをほかのニブルに転送する必要がある場合は、ニブル間/バイト間クロッキングを使用します。