イコライゼーション
設計の難しい高速リンク向けに、XP IOB レシーバーにはいくつかのレベルのイコライゼーションが用意されており、LVDS15、DIFF_LVSTL_11、DIFF_LVSTL06_12、DIFF_POD12、LVSTL_11、LVSTL06_12、および POD12 インターフェイスのアイ開口を大きくできます。LVDS15 インターフェイスでイコライゼーションを使用する場合は、AC カップリングを推奨します。EQUALIZATION 属性は、XDC ファイルで次のような構文を使用します。
set_property EQUALIZATION VALUE [get_ports port_name]| 値 | 概算ゲイン (dB) | |||
|---|---|---|---|---|
| LVDS15 | MIPI_DPHY | DDR4 | LPDDR4 | |
| EQ_NONE | ゲインなし。DC カップリング リンクで使用。 | |||
| EQ_LEVEL0 | ゲインなし。AC カップリング リンクで使用。 | |||
| EQ_LEVEL1 | 0.59 | 0.02 | 1.42 | 0.59 |
| EQ_LEVEL2 | 1.09 | 0.43 | 1.91 | 1.09 |
| EQ_LEVEL3 | 1.69 | 0.94 | 2.49 | 1.69 |
| EQ_LEVEL4 | 2.14 | 1.36 | 2.94 | 2.14 |
| EQ_LEVEL5 | N/A | 1.86 | N/A | N/A |
| EQ_LEVEL6 | N/A | 2.26 | N/A | N/A |
| EQ_LEVEL7 | N/A | 2.46 | N/A | N/A |
| EQ_LEVEL8 | N/A | 2.66 | N/A | N/A |
トランスミッター プリエンファシス
損失の大きいチャネルの高速インターフェイスでは、XP IOB ドライバーは LVDS_15、LVSTL_11、および POD ドライバー用にいくつかのレベルのプリエンファシスを有効にできます。送信プリエンファシスは、XP IOB で XPHY を使用する場合のみサポートされます。
LVDS15 規格を使用する場合、LVDS_PRE_EMPHASIS 属性は、XDC ファイルで次のような構文を使用します。
set_property LVDS_PRE_EMPHASIS TRUE/FALSE [get_ports port_name]LVSTL_11 および POD ドライバー (それぞれ差動の場合を含む) では、PRE_EMPHASIS 属性を使用します。この属性は、FAST スルー レートおよび 40Ω の OUPTUT_IMPEDANCE 値 (RDRV_40_40) のみと互換性があります。PRE_EMPHASIS 属性は、次の XDC コマンドを使用します。
set_property PRE_EMPHASIS RDRV_240 [get_ports port_name]| 属性 | 値 | 概算ゲイン (dB) |
|---|---|---|
| LVDS_PRE_EMPHASIS または PRE_EMPHASIS | TRUE (LVDS_PRE_EMPHASIS) または RDRV_240 (PRE_EMPHASIS) | 2.5 |