XPHY は、AMD Versal™ アダプティブ SoC の XPIO にある高性能 I/O インターフェイスです。各 XPIO バンクには 9 個の XPHY ニブルがあり、各 XPHY ニブルには 6 個の XPHY NIBBLESLICE が含まれ、これらは 6 本の I/O ピンを使用してデータを送受信します。つまり、1 バンクには合計 54 本のピンがあります。各 XPHY NIBBLESLICE はシリアライザー、デシリアライザー、I/O 遅延、およびレシーバー FIFO で構成されます。また、Versal デバイスの XPHY には電圧温度補正回路 (VTC)、および各 XPHY ニブルにあるビルトイン自動キャリブレーション (BISC) 機能を使用してデータ アイ センタリングが最適となるように自動で遅延を調整するメカニズムがあります。I/O 遅延はプログラマブル ロジックでも制御できます。XPHY の機能は、各ニブルのレジスタ インターフェイス ユニット (RIU) で制御できます。
XPHY を使用して、次のアプリケーションをサポートできます。
- DDR4 および LPDDR4 統合メモリ コントローラー (AMD Vivado™ ツールの IP カタログでサポート)
- QDR IV および RLDRAM3 メモリ コントローラー (Vivado ツールの IP カタログでサポート)
- MIPI D-PHY v1.2
- ギガビット イーサネット 1000Base-X および SGMII
- 高速ソース同期および非同期 I/O インターフェイス (Vivado ツールの IP カタログ内の Advanced IO Wizard でサポート)
- プログラマブル ロジックへの IOB フィードスルー