CCIX デバイスは、PCIe デバイスとして検出および管理されます。コンポーネントおよびその機能は、PCIe コンフィギュレーション空間の DVSEC (Designated Vendor-Specific Extended Capability) 領域を使用して検出します。CCIX DVSEC は機能を定義するだけでなく、制御およびステータス用のフィールドも備えています。CCIX デバイスは、次の DVSEC 領域をサポートする必要があります。
- トランスポート DVSEC: CCIX の物理層、データ リンク層およびトランスポート層の制御/ステータス レジスタが含まれます。
- プロトコル DVSEC: CCIX のプロトコル層の制御/ステータス レジスタが含まれます。
これらの DVSEC 領域は、各 PCIe ポートの PCIE_DVSEC_0 および PCIE_DVSEC_1 領域に実装されています。この領域のプロトコル DVSEC、制御およびステータス レジスタには、ユーザーによる設定に基づいて DVSEC ファームウェア ライブラリが適切な値を入力する必要があります。実行時に、ホスト CCIX 検出ソフトウェアがプロトコル DVSEC 領域の制御フィールドをプログラムすると、ファームウェアは CMN-600、L2 キャッシュ、アドレス リマップなどの各種ブロックの対応するレジスタをプログラムします。同様に、エラー発生時には、ファームウェアが DVSEC 領域の該当するステータス ビットを更新し、PCIe コントローラーによって提供されるインターフェイスを使用して PER (プロトコル エラー レポーティング) メッセージをトリガーします。DVSEC 領域および PER メッセージの生成の詳細は、CCIX 対応 PCIe コントローラー を参照してください。