CCIX PER メッセージ

Versal ACAP CPM CCIX アーキテクチャ マニュアル (AM016)

Document ID
AM016
Release Date
2020-11-24
Revision
1.1 日本語
CCIX の PER (プロトコル エラー レポーティング) メッセージは、ファンクション #0 の CCIX トランスポート DVSEC (Designated Vendor Specific Extended Capability) によってサポートされます。この機能は、PCI コンフィギュレーション空間のバイト アドレス 0xDBC (DWORD/レジスタ アドレス 0x36F) から始まる位置にあります。次の図に、これら機能のレジスタを示します。
注記: Versal™ デバイスで動作するファームウェアは、この領域にアクセスして PER メッセージを生成します。ホスト側ソフトウェアは、この領域を使用しません。
図 1. PER メッセージ機能 (最適化されていない TLP のフォーマット)

制御レジスタ (バイト アドレス 0xDC8) のビット 0 は、PER Message Send です。このレジスタに 1 を書き込むと、トランザクション層に対して cfg2tl_ccix_per_msg_send がアサートされ、PER メッセージが送信されます。このレジスタを読み出すと、常に 0 が返されます。ステータス レジスタ (バイト アドレス 0xDC4) のビット 0 は PER Message Send Complete です。このビットは、トランザクション層からの信号 tl2cfg_ccix_per_msg_send_done によってセットされます。このレジスタに 1 を書き込むと、ステータスがクリアされます。PER Message Send レジスタ ビットに 1 を書き込むと、パケット ヘッダー、PER ヘッダー、および PER ペイロードの各レジスタの内容がトランザクション層によって送信されます。次の図で、最適化されていない TLP の場合のフォーマットを示します。

最適化された TLP の場合は、次の図に示すように、パケット ヘッダー バイト #0 からバイト #3 (バイト アドレス 0xDD8) が PER ヘッダーおよび PER ペイロードと一緒に送信されます。PER ヘッダー バイトおよび PER ペイロード バイトの詳細は、CCIX プロトコル仕様のセクション 14.6.5 「PER Message」を参照してください。

図 2. PER メッセージ機能 (最適化された TLP のフォーマット)