CCIX について

Versal ACAP CPM CCIX アーキテクチャ マニュアル (AM016)

Document ID
AM016
Release Date
2020-11-24
Revision
1.1 日本語

CCIX (Cache Coherent Interconnect for Accelerator) は、2 つ以上のデバイスがキャッシュ コヒーレンシを維持しながらデータを共有できるようにするチップ間インターコネクトです。機械学習やビッグ データ アプリケーションの登場により、データ処理のあり方が根底から変わりつつあります。従来のプロセッサのみのデータフローに加え、現在では演算アクセラレータやネットワーク トラフィック アクセラレータなど、特定用途に向けてカスタマイズ可能なオフチップ アクセラレータを補完的に組み合わせることが多くなっています。この結果、業界全体でアクセラレータおよびヘテロジニアス コンピューティングへの移行が進んでいます。

現在の多くの演算タスクでは、プロセッサだけを使用するよりもアクセラレータを組み合わせた方が処理速度と消費電力の両方の点で有利です。ただし、複数に分散させた演算処理は正しく管理しなければソフトウェアが複雑になります。CCIX を使用すると、命令セット アーキテクチャ (ISA) の異なるプロセッサや特定用途向けアクセラレータなど、複数のデバイスを使用して構築したシステムにおいて帯域幅拡大とレイテンシ削減を達成しながら、最適化したヘテロジニアス システムを簡単に設計できます。詳細は、CCIX Consortium のウェブ ページを参照してください。