ザイリンクス T2 テレコム アクセラレータ カードは、16 nm Zynq® UltraScale+™ RFSoC ZU48DR デバイスを搭載した PCI Express® (PCIe) Gen3 x16 または 2x Gen4 x8 準拠のカードです。T2 カード は、シングル スロット、1/2 高さ、1/2 長さ (HHHL) のフォーム ファクターのネットワーク アクセラレータ カードです。カードはパッシブ冷却され、最大 PCIe 仕様 75W に従って設計されています。意図されたユース ケースだけでなく、それ以外の用途にも使用できるよう設計されています。意図されたユース ケースでは、最大電力は 60W に制限されると想定されています。
T2 カードのターゲット アプリケーションには、次のものがあります。
- 5G NR 物理層の機能オフロード (次の機能などを含む):
- 低密度パリティ検査 (LDPC) エンコード/デコード
- レート マッチング/デマッチング
- ルックアサイド モードの HARQ バッファー管理を使用したコード ブロック (CB) および CB グループ (CBG) 処理
- 4G LTE 物理層の機能オフロード (次の機能などを含む):
- ターボ エンコード/デコード
- レート マッチング/デマッチング
- ルックアサイド モードの HARQ バッファー管理を使用した CB 処理
注記: このデバイスでは、必要なハードウェア リソースが使用可能であれば、同時 4G LTE/5G NR L1 オフロードもサポートされます。
LDPC の操作に関連する CPU 負荷の高いエンコード/デコード計算は、カードにオフロードされます。Zynq UltraScale+ RFSoC には SD-FEC 用のハード IP ブロックがあり、LDPC エンコード/デコード操作を実行するよう設定できます。デバイスごとに 8 つの SD-FEC コアがあります。