GTH トランシーバーの DC 入力および出力レベル

Artix UltraScale+ FPGA データシート: DC 特性および AC スイッチ特性 (DS931)

Document ID
DS931
Release Date
2023-12-26
Revision
1.6 日本語

次の表に、Artix UltraScale+ FPGA の GTH トランシーバーの DC 仕様を示します。詳細は、 『UltraScale アーキテクチャ GTH トランシーバー ユーザー ガイド 』 (UG576) を参照してください。

表 1. GTH トランシーバーの DC 仕様
シンボル DC パラメーター 条件 最小 標準 最大 単位
DVPPIN Peak-to-Peak 差動入力電圧 (外部 AC カップリング) >10.3125Gb/s 150 1250 mV
6.6Gb/s ~ 10.3125Gb/s 150 1250 mV
≤ 6.6Gb/s 150 2000 mV
VIN シングルエンド入力電圧。グランドを基準電位とするピンで計測された電圧 VMGTAVTT = 1.2V (DC カップリング) -400 VMGTAVTT mV
VCMIN 入力同相電圧 VMGTAVTT = 1.2V (DC カップリング) 2/3 VMGTAVTT mV
DVPPOUT Peak-to-Peak 差動出力電圧 1 トランスミッターの出力範囲は 11111 に設定 800 mV
VCMOUTDC 出力同相電圧: DC カップリング (式に基づく) リモート RX が GND 終端される場合 VMGTAVTT/2 – DVPPOUT/4 mV
リモート RX の終端がフローティング状態の場合 VMGTAVTT – DVPPOUT/2 mV
リモート RX が VRX_TERM に終端される場合 2 mV
VCMOUTAC 出力同相電圧: AC カップリング (式に基づく) VMGTAVTT – DVPPOUT/2 mV
RIN 差動入力抵抗 100 Ω
ROUT 差動出力抵抗 100 Ω
TOSKEW トランスミッター差動出力間 (TXP および TXN) の内部ペア スキュー (すべてのパッケージ) 10 ps
CEXT 外部 AC カップリングのキャパシタの推奨値 3 100 nF
  1. 出力幅およびプリエンファシス レベルは 『UltraScale アーキテクチャ GTH トランシーバー ユーザー ガイド 』 (UG576) で説明している属性を使用してプログラムでき、その結果はこの表に示す値よりも小さくできる可能性があります。
  2. VRX_TERM はリモート RX の終端電圧です。
  3. 特定のプロトコルおよび規格に準拠するため、必要に応じてこれらの範囲外の値を使用する場合があります。
図 1. シングルエンドの電圧幅

図 2. 差動出力の電圧幅

表 2 および表 3 に、Artix UltraScale+ FPGA の GTH トランシーバーの入力および出力クロックの DC 仕様を示します。詳細は、 『UltraScale アーキテクチャ GTH トランシーバー ユーザー ガイド 』 (UG576) を参照してください。

表 2. GTH トランシーバーのクロック入力の仕様
シンボル DC パラメーター 最小 標準 最大 単位
VIDIFF Peak-to-Peak 差動入力電圧 250 2000 mV
RIN 差動入力抵抗 100 Ω
CEXT 外部 AC カップリングのキャパシタ要件 10 nF
表 3. GTH トランシーバーのクロック出力の仕様
シンボル 説明 条件 最小 標準 最大 単位
VOL P および N の最小出力電圧 P 信号と N 信号間で RT = 100Ω 100 330 mV
VOH P および N の最大出力電圧 P 信号と N 信号間で RT = 100Ω 500 700 mV
VDDOUT 差動出力電圧: (P–N)、

P = High (N–P)、N = High

P 信号と N 信号間で RT = 100Ω 300 430 mV
VCMOUT 同相電圧 P 信号と N 信号間で RT = 100Ω 300 500 mV