利用可能なスピードグレードおよび動作電圧

Versal HBM シリーズデータシート: DC 特性および AC スイッチ特性 (DS960)

Document ID: DS960
Release Date: 2024-02-29
Revision: 1.4 日本語

次の表に、各デバイスのスピードグレードと、PMC、PS の低電力、PS のフル電力、PL の各ドメインの動作電圧を示します。デバイスおよびスピードグレードの選択に関する詳細は、 Versal Architecture and Product Data Sheet: Overview (DS950) を参照してください。

表 1. 利用可能なスピードグレードおよび動作電圧
スピードグレード	モード¹	Vivado デザインツールのデバイスコード²	V_CCINT	V_{CC_PSLP}	V_{CC_PSFP}	V_{CC_CPM5}	V_{CC_PMC} ³	V_{CC_SOC}、V_{CC_IO}、および V_{CCINT_IO_HBM}	V_{CC_RAM}	単位
-3HSE	標準	-3HP-e-S	0.88	0.88	0.88	0.88	0.88	0.88	0.88	V
-2MSE	標準	-2MP-e-S	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	V
-2MSE	オーバードライブ	-2MHP-e-S	0.80	0.88	0.88	0.88	0.88	0.80	0.80	V
-2MLE	標準	-2MP-e-L	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	V
-2MLE	オーバードライブ	-2MHP-e-L	0.80	0.88	0.88	0.88	0.88	0.80	0.80	V
-2LSE	標準	-2LP-e-S	0.70	0.70	0.70	0.70	0.70	0.80	0.80	V
-2LSE	オーバードライブ	-2LHP-e-S	0.70	0.88	0.88	0.88	0.88	0.80	0.80	V
-2LLE	標準	-2LP-e-L	0.70	0.70	0.70	0.70	0.70	0.80	0.80	V
-2LLE	オーバードライブ	-2LHP-e-L	0.70	0.88	0.88	0.88	0.88	0.80	0.80	V
-1MSE	標準	-1MP-e-S	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	0.80	V
-1LSE	標準	-1LP-e-S	0.70	0.70	0.70	0.70	0.70	0.80	0.80	V
-2LLE、-2LSE、-2MLE、および -2MSE デバイスでは、CPM5 電源でオーバードライブモード (0.88V) または標準ドライブモード (0.70V/0.80V) のデュアル電圧動作が可能です。特に指定のない限り、オーバードライブモードのパフォーマンスは標準ドライブモードと同じです。 Vivado デザインツールのデバイス選択コードの指定された部分には、スピードグレード (-3、-2、-1)、動作電圧 (HP、MP、MHP、LP、LHP)、温度グレード (-e)、および最大スタティック電力スクリーン (-S、-L) が含まれます。 PUF (Physical Unclonable Function) は、V_{CC_PMC} = 0.70V (公称値) を使用した場合のみサポートされます。PUF の使用に関する詳細は、デザインセキュリティラウンジの Versal Adaptive SoC Security Manual (UG1508) を参照してください。これには、中 (M)、高 (H)、オーバードライブの V_{CC_PMC} 0.70V ソリューションも含まれます。V_{CC_PMC} 0.70V を使用するソリューションの場合、V_{CC_PMC} に基づく機能のパフォーマンスは低下します。PUF は -3H デバイスではサポートされません。