コントローラーが検出ステートの場合にエラーを検出すると、レポートが出力されます。エラー検出レポートの出力が終わると、コントローラーはアイドル ステートへ移行します。次のようなレポートが出力されます。
診断: CRC エラーのみ (エラー ビットの位置または数を特定できない)。
RI XX Reserved information
CRC CRC error detected
TS (8-digit hex value) Timestamp
診断: ECC ベースのエラー – 訂正不能
RI XX Reserved Information
ECC ECC error detected
TS {8-digit hex value} Timestamp
PA {n-digit hex value} PFA of Detected Error. n = 7 for UltraScale and 8 for UltraScale+.
LA {n-digit hex value} LFA of Detected Error. n = 7 for UltraScale and 8 for UltraScale+.
検出レポートの PA には SLR 番号と PFA アドレスの両方が含まれます。PA のフォーマットは、PFA エラー挿入コマンドからワードおよびビット フィールドを取り除いたものとなります。詳細は、 表: PFA を使用したエラー挿入の UART コマンド の「PFA を使用したエラー挿入」を参照してください。
UltraScale PA = 0sst trrr rrrc cccc cccc cmmm mmmm
UltraScale+ PA = 00ss 0ttt rrrr rrcc cccc cccc mmmm mmmm
検出レポートの LA には SLR 番号と LFA アドレスの両方が含まれます。LA のフォーマットは、LFA エラー挿入コマンドからワードおよびビット フィールドを取り除き、最上位ニブルをすべて 0 にしたものとなります。詳細は、 表: UART コマンドと使用方法 の「LFA を使用したエラー挿入」を参照してください。
UltraScale = 0000 0000 0ssL LLLL LLLL LLLL LLLL
UltraScale+ = 0000 0000 0000 ssLL LLLL LLLL LLLL LLLL
診断: ECC ベースのエラー – 訂正可能
RI XX Reserved Information
ECC ECC error detected
TS {8-digit hex value} Timestamp
PA {n-digit hex value} PFA of Detected Error. n = 7 for UltraScale and 8 for UltraScale+.
LA {n-digit hex value} LFA of Detected Error. n = 7 for UltraScale and 8 for UltraScale+.
WD {2-digit hex value} BT {2-digit hex value} Word and Bit of the Detected Error
検出レポートの PA には SLR 番号と PFA アドレスの両方が含まれます。PA のフォーマットは、PFA エラー挿入コマンドからワードおよびビット フィールドを取り除いたものとなります。詳細は、 表: PFA を使用したエラー挿入の UART コマンド の「PFA を使用したエラー挿入」を参照してください。
UltraScale PA = 0sst trrr rrrc cccc cccc cmmm mmmm
UltraScale+ PA = 00ss 0ttt rrrr rrcc cccc cccc mmmm mmmm
検出レポートの LA には SLR 番号と LFA アドレスの両方が含まれます。LA のフォーマットは、LFA エラー挿入コマンドからワードおよびビット フィールドを取り除き、最上位ニブルをすべて 0 にしたものとなります。詳細は、 表: UART コマンドと使用方法 の「LFA を使用したエラー挿入」を参照してください。
UltraScale = 0000 0000 0ssL LLLL LLLL LLLL LLLL
UltraScale+ = 0000 0000 0000 ssLL LLLL LLLL LLLL LLLL
訂正可能な ECC エラーの場合、コントローラーはエラーが検出されたすべてのワードおよびビット位置を報告します。このレポートでは、1 フレーム内で最大 4 つのエラーが報告されます。
診断: 補助インターフェイスの入力によって検出されたエラー。
RI XX Reserved Information
AUX AUX error
TS {8-digit hex value} Timestamp
診断: ECC ベースの ROM エラー – 訂正可能。前述のとおり、コントローラーが使用するブロック RAM の大半は ECC で保護されています。このロジックによって訂正可能エラー (1 ビット エラー) が検出されると、次のエラー メッセージが出力されます。
このエラーが検出されても、1 ビット ECC エラーの読み出し出力はブロック RAM によって自動的に訂正されるため、ブロック RAM から実際に読み出されるデータにエラーは含まれません。このメモリ空間でエラーが蓄積されるのを防ぐため、訂正後のデータが同じアドレスに書き戻されます。
RI XX Reserved information
ROM
TS (8-digit hex value) Timestamp