クロッキング - 3.1 日本語

UltraScale Architecture Soft Error Mitigation Controller v3.1 LogiCORE IP 製品ガイド (PG187)

Document ID
PG187
Release Date
2019-05-22
Version
3.1 日本語

SEM Controller のクロックはオシレーターからピンを経由して直接 SEM Controller へ供給することを推奨します。
内部の PLL またはミックスド モード クロック マネージャー (MMCM) でクロックを生成すると、クロック生成に関係するコンフィギュレーション セルが SEU イベントの影響を受ける可能性があります。その確率は非常にわずかですが、信頼性を低下させる要因はなるべく排除しておく必要があります。どうしても PLL/MMCM 出力またはその他のロジックを使用してクロックを生成する必要がある場合は、デザインのスタートアップ中や PLL/MMCM がロックするまでの間を含め、クロックが SEM Controller の最小周期要件に違反しないよう注意が必要です。

クロック管理ブロックを使用する場合、クロックが安定するまで SEM Controller へのクロックのトグルを抑制してください。たとえば BUFGMUX または BUFGCE を使用して、PLL/MMCM がロックするまで SEM Controller のクロックがトグルしないようにします。

IP に供給されるクロックが安定していない場合、SEM Controller が次のような動作を示すことがあります。

ブートおよび初期化シーケンスが完了しない

初期化を完了して監視ステートに移行後、すぐに重大エラー レポートが出力される