推奨: このインターフェイスは、コントローラーのステートと動作について最も多くの情報を提供します。少なくともこのインターフェイスを FIFO に接続してインターフェイスの出力を格納することを推奨します。得られた情報は、デザイン内部の動作を理解する上で欠かせないほか、ザイリンクスのテクニカル サポートでケースを開く際にも必要になることがあります。
FIFO のサイズは用途により異なります。FIFO データをデバッグに使用するだけで周期的にデータを取得するのでなければ、少なくとも 1 回分の初期化レポートと 2 回分のエラー レポートを完全に格納できる FIFO サイズを推奨します。この場合、必要な最小 FIFO サイズは 512 × 8 です。
診断スキャン機能を使用する場合、モニター インターフェイスはコントローラーに対して診断スキャンの実行命令を送信する手段としてだけでなく、検出されたエラーのタイプと位置を記録する手段としても使用できます。この場合、FIFO サイズは N 回のエラー レポート (N は軽減措置を実行するまでに取得するエラー レポートの数) を追加で格納できる大きさとする必要があります。
この情報を周期的に受信する場合、FIFO サイズはデータ取得頻度によって決定します。
この使用方法では、インターフェイスの入力を次のように接続してコントローラーへの書き込みコマンドを無効にしてください。
monitor_txfull = 0 or to the FIFO full flag
monitor_rxdata = to all 0s
monitor_rxempty = 1
モニターおよびデバッグ用にモニター TX インターフェイスを FIFO に接続する方法は、 この図 のブロック図の例を参照してください。
モニター ポートからは、検出したエラーのアドレスやタイムスタンプなどの詳細情報が得られます。これらの詳細なエラー情報は、システムで発生した SEU イベントのログを記録する際に役立ちます。