分類ステートでは、コントローラーはエラーを分類します。エラー分類機能を有効にしていない場合も、コントローラーは必ず分類ステートを通過します。分類ステートの間、 status_classification は High にアサートされます。
訂正ステート中に訂正不能と報告されたエラーはすべてエッセンシャルとして報告されます。エラーを訂正できないのは、エラーの場所を特定できないのが唯一の理由です。この場合、コントローラーはエラーがエッセンシャルかどうかをルックアップ テーブルで判定できません。コントローラーは status_essential をアサートし、モニター インターフェイスに分類レポートを出力した後、アイドル ステートへ移行します。訂正不能エラーが 1 つ検出されると、コントローラーはその時点でエラーの検出を中止します。この場合、FPGA のリコンフィギュレーションが必要です。
ヒント: status_essential は status_classification の立ち下がりエッジでサンプルしてください。 この信号はスティッキーで、コントローラーが次にエラーを訂正して分類するまで更新されません。
訂正ステートで訂正可能と報告されたエラーの取り扱いは、コントローラーのオプション設定により異なります。エラー分類が無効な場合、訂正可能エラーはすべて無条件でエッセンシャルとして報告されます。エラー分類が有効な場合、コントローラーはエッセンシャル ビット データの要求をフェッチ インターフェイスに出力します。
システム レベル サンプル デザインでは、SPI フラッシュ マスター ヘルパー ブロックによってこの要求が外部メモリの読み出しに変換されます。読み出したデータは、SPI フラッシュ マスター ヘルパー ブロックを経由してコントローラーに返されます。このデータに基づき、コントローラーはエラーがエッセンシャルかどうかを判定します。判定が完了するとコントローラーは分類レポートをモニター インターフェイスに出力し、 status_essential を適宜変更した後、監視ステートへ移行してエラーの監視を続けます。