コントローラーはほとんどすべての時間を監視ステートで費やします。監視ステートの間、 status_observation は High にアサートされ、コントローラーは FPGA コンフィギュレーション システムを監視してエラーの発生を検出します。また、ECC ベースの ROM エラーと補助インターフェイスからのエラーも監視します。
エラーが存在しておらず、コマンド インターフェイスまたはモニター インターフェイスからコマンドを受信すると、コントローラーはそのコマンドを処理します。監視ステートでサポートされるコマンドは Enter Idle と Status Report の 2 つのみです。コントローラーはそれ以外のコマンドをすべて無視します。
• Enter Idle – このコマンドはコマンド インターフェイスとモニター インターフェイスのいずれからも入力できます。 これは、コントローラーをアイドル状態にしてほかのコマンドを実行できるようにするためのものです。このコマンドを実行するとコントローラーはアイドル ステートへ移行します。
• Status Report – このコマンドは診断情報を取得するためのコマンドで、コントローラーに対する「ping」のような働きをします。このコマンドはモニター インターフェイスからのみ入力できます。
エラーが検出された場合、コントローラーは訂正を試みるために必要な情報をコンフィギュレーション ロジックから読み出します。情報の収集が完了すると、コントローラーは訂正ステートへ移行します。