AXI スレーブ シンプル メモリ VIP は、 この図 に示した AXI スレーブ VIP とほとんど同じです。AXI スレーブ シンプル メモリ VIP にはシンプル メモリ モデルがある点のみが異なります。ユーザー環境は、読み出し/書き込みリアクティブ トランザクションに書き込む必要がありません。このテストベンチは、次の 3 つの部分で構成されます。
• ユーザー環境
• スレーブ エージェント (メモリ モデルあり)
• AXI スレーブ VIP
ユーザー環境とスレーブ エージェントは動的な世界にあり、AXI スレーブ VIP は静的な世界にあります。ユーザー環境はスレーブ エージェントと通信し、スレーブ エージェントは仮想インターフェイスを介して AXI VIP インターフェイスと通信します。メモリ モデルありのスレーブ エージェントには次の 5 つのクラス メンバーがあります。
• スレーブ書き込みドライバー
• スレーブ読み出しドライバー
• モニター
• 仮想インターフェイス
• メモリ モデル
メモリ モデルありのスレーブ エージェントの詳細は、 AXI VIP エージェントとフロー メソドロジ を参照してください。
AXI スレーブ VIP とは異なり、AXI スレーブ シンプル メモリ VIP ではユーザー環境は書き込み/読み出しリアクティブ トランザクションを作成および書き込む必要がありません。これらはすべてスレーブ メモリ エージェントで実行されます。使用方法は、「複数のシミュレーション セット」を参照してください。