AXI プロトコル チェックと説明 - 1.1 日本語

AXI Verification IP v1.1 LogiCORE IP 製品ガイド (PG267)

Document ID
PG267
Release Date
2017-10-04
Version
1.1 日本語

表: AXI プロトコル チェックと説明 に、AXI プロトコル チェックとその説明を示します。これらは基本的に、 『AXI Protocol Checker LogiCORE IP 製品ガイド』 (PG101) [参照 4] に記載されたアサーションと同じものです。

表 2-5: AXI プロトコル チェックと説明

プロトコル チェック名

サポートされる
プロトコル

説明

AXI_ERRM_AWADDR_BOUNDARY

AXI4/AXI3

書き込みバーストは 4KB 境界を越えることができません。

AXI_ERRM_AWADDR_WRAP_ALIGN

AXI4/AXI3

バースト タイプが WRAP の書き込みトランザクションは、
アドレスが境界に揃っている必要があります。

AXI_ERRM_AWBURST

AXI4/AXI3

AWVALID が High のとき、AWBURST の値を 2’b11 にはできません。

AXI_ERRM_AWLEN_LOCK

AXI4/AXI3

排他アクセス トランザクションの長さは 16 ビートを超えることができません。

AXI_ERRM_AWCACHE

AXI4/AXI3

キャッシュ可能でない場合 (AWCACHE[1] == 1'b0)、AWCACHE = 2'b00 とする必要があります。

AXI_ERRM_AWLEN_FIXED

AXI4/AXI3

バースト タイプが FIXED のトランザクションの長さは 16 ビートを超えることができません。

AXI_ERRM_AWLEN_WRAP

AXI4/AXI3

バースト タイプが WRAP の書き込みトランザクションの長さは 2、4、8、または 16 とする必要があります。

AXI_ERRM_AWSIZE

AXI4/AXI3

書き込み転送のサイズは、データ インターフェイスの幅を超えることができません。

AXI_ERRM_AWVALID_RESET

AXI4/AXI3/Lite

ARESETn が High に移行した後の最初のサイクルでは、AWVALID は Low です。

AXI_ERRM_AWADDR_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWADDR は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWBURST_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWBURST は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWCACHE_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWCACHE は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWID_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWID は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWLEN_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWLEN は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWLOCK_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWLOCK は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWPROT_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWPROT は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWSIZE_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWSIZE は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWQOS_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWQOS は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWREGION_STABLE

AXI4

ハンドシェイク チェック: ARVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWREGION は安定している必要があります。

AXI_ERRM_AWVALID_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: AWVALID をアサートした場合、AWREADY が High になるまでアサートしたままにする必要があります。

AXI_RECS_AWREADY_MAX_WAIT

AXI4/AXI3/Lite

AWVALID がアサートされてから MAXWAITS サイクルの間、AWREADY をアサートすることを推奨します。

AXI_ERRM_WDATA_NUM

AXI4/AXI3

書き込みデータ アイテムの数は、対応するアドレスの AWLEN に一致する必要があります。これは、次のいずれかが発生するとトリガーされます。

書き込みデータが到着した時点で WLAST がセットされており、WDATA カウントが AWLEN と等しくない

書き込みデータが到着した時点で WLAST がセットされておらず、WDATA カウントが AWLEN と等しい

ADDR が到着した時点で WLAST が既に受信されており、WDATA カウントが AWLEN と等しくない

AXI_ERRM_WSTRB

AXI4/AXI3/Lite

書き込みストローブは、開始アドレス、転送サイズ、およびビート数で定義された適切なバイト レーンに対してのみアサートする必要があります。

AXI_ERRM_WVALID_RESET

AXI4/AXI3/Lite

ARESETn が High に移行した後の最初のサイクルでは、WVALID は Low です。

AXI_ERRM_WDATA_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: WVALID がアサートされ、WREADY が Low のとき、WDATA は安定している必要があります。

AXI_ERRM_WLAST_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: WVALID がアサートされ、WREADY が Low のとき、WLAST は安定している必要があります。

AXI_ERRM_WSTRB_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: WVALID がアサートされ、WREADY が Low のとき、WSTRB は安定している必要があります。

AXI_ERRM_WVALID_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: WVALID をアサートした場合、WREADY が High になるまでアサートしたままにする必要があります。

AXI_RECS_WREADY_MAX_WAIT

AXI4/AXI3/Lite

WVALID がアサートされてから MAXWAITS サイクルの間、WREADY をアサートすることを推奨します。

AXI_ERRS_BRESP_WLAST

AXI4/AXI3

最後の書き込みデータのハンドシェイクが完了するまで、
スレーブは BVALID を High に移行できません。

AXI_ERRS_BRESP_EXOKAY

AXI4/AXI3

EXOKAY 書き込み応答は、排他書き込みアクセスに対してのみ返すことができます。

AXI_ERRS_BVALID_RESET

AXI4/AXI3/Lite

ARESETn が High に移行した後の最初のサイクルでは、BVALID は Low です。

AXI_ERRS_BRESP_AW

AXI4/AXI3/Lite

書き込みアドレスのハンドシェイクが完了するまで、スレーブは BVALID を High に移行できません。

AXI_ERRS_BID_STABLE

AXI4/AXI3

ハンドシェイク チェック: BVALID がアサートされ、BREADY が Low のとき、BID は安定している必要があります。

AXI_ERRS_BRESP_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: BVALID がアサートされ、BREADY が Low のとき、BRESP は安定している必要があります。

AXI_ERRS_BVALID_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ハンドシェイク チェック: BVALID をアサートした場合、BREADY が High になるまでアサートしたままにする必要があります。

AXI_RECM_BREADY_MAX_WAIT

AXI4/AXI3/Lite

BVALID がアサートされてから MAXWAITS サイクルの間、BREADY をアサートすることを推奨します。

AXI_ERRM_ARADDR_BOUNDARY

AXI4/AXI3

読み出しバーストは 4KB 境界を越えることができません。

AXI_ERRM_ARADDR_WRAP_ALIGN

AXI4/AXI3

バースト タイプが WRAP の読み出しトランザクションは、
アドレスが境界に揃っている必要があります。

AXI_ERRM_ARBURST

AXI4/AXI3

ARVALID が High のとき、ARBURST の値を 2’b11 にはできません。

AXI_ERRM_ARLEN_LOCK

AXI4/AXI3

排他アクセス トランザクションの長さは 16 ビートを超えることができません。

AXI_ERRM_ARCACHE

AXI4/AXI3

ARVALID が High の場合、ARCACHE[1] が Low なら ARCACHE[3:2] も Low にする必要があります。

AXI_ERRM_ARLEN_FIXED

AXI4/AXI3

バースト タイプが FIXED のトランザクションの長さは 16 ビートを超えることができません。

AXI_ERRM_ARLEN_WRAP

AXI4/AXI3

バースト タイプが WRAP の読み出しトランザクションの長さは 2、4、8、または 16 とする必要があります。

AXI_ERRM_ARSIZE

AXI4/AXI3

読み出し転送のサイズは、データ インターフェイスの幅を超えることができません。

AXI_ERRM_ARVALID_RESET

AXI4/AXI3/Lite

ARESETn が High に移行した後の最初のサイクルでは、ARVALID は Low です。

AXI_ERRM_ARADDR_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARADDR は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARBURST_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARBURST は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARCACHE_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARCACHE は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARID_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARID は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARLEN_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARLEN は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARLOCK_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARLOCK は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARPROT_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARPROT は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARSIZE_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARSIZE は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARQOS_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARQOS は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARREGION_STABLE

AXI4

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARREGION は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARVALID_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

ARVALID をアサートした場合、ARREADY が High になるまでアサートしたままにする必要があります。

AXI_RECS_ARREADY_MAX_WAIT

AXI4/AXI3/Lite

ARVALID がアサートされてから MAXWAITS サイクルの間、ARREADY をアサートすることを推奨します。

AXI_ERRS_RDATA_NUM

AXI4/AXI3

読み出しデータ アイテムの数は、対応する ARLEN に一致する必要があります。

AXI_ERRS_RID

AXI4/AXI3

読み出しデータは、関係するアドレスに常に続く必要があります。したがって、スレーブは未処理の読み出しトランザクションに一致する ID の読み出しデータしか与えることができません。

AXI_ERRS_RRESP_EXOKAY

AXI4/AXI3

EXOKAY 読み出し応答は、排他読み出しアクセスに対してのみ返すことができます。

AXI_ERRS_RVALID_RESET

AXI4/AXI3/Lite

ARESETn が High に移行した後の最初のサイクルでは、RVALID は Low です。

AXI_ERRS_RDATA_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

RVALID がアサートされ、RREADY が Low のとき、RDATA は安定している必要があります。

AXI_ERRS_RID_STABLE

AXI4/AXI3

RVALID がアサートされ、RREADY が Low のとき、RID は安定している必要があります。

AXI_ERRS_RLAST_STABLE

AXI4/AXI3

RVALID がアサートされ、RREADY が Low のとき、RLAST は安定している必要があります。

AXI_ERRS_RRESP_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

RVALID がアサートされ、RREADY が Low のとき、RRESP は安定している必要があります。

AXI_ERRS_RVALID_STABLE

AXI4/AXI3/Lite

RVALID をアサートした場合、RREADY が High になるまで
アサートしたままにする必要があります。

AXI_RECM_RREADY_MAX_WAIT

AXI4/AXI3/Lite

RVALID がアサートされてから MAXWAITS サイクルの間、RREADY をアサートすることを推奨します。

AXI_ERRM_EXCL_ALIGN

AXI4/AXI3

排他アクセスのアドレスはトランザクションに含まれるバイト総数に揃っている必要があります。

AXI_ERRM_EXCL_LEN

AXI4/AXI3

排他アクセス バーストで転送されるバイト数は 2 のべき乗、
すなわち 1、2、4、8、16、32、64、または 128 バイトです。

AXI_RECM_EXCL_MATCH

AXI4/AXI3

排他書き込みのアドレス、サイズ、および長さは、同じ ID を持つ直前の排他読み出しのアドレス、サイズ、および長さに揃えることを推奨します。

AXI_ERRM_EXCL_MAX

AXI4/AXI3

排他バーストで転送される最大バイト数は 128 です。

AXI_RECM_EXCL_PAIR

AXI4/AXI3

すべての排他書き込みの前には、同じ ID を持つ未処理の排他読み出しが存在することを推奨します。

AXI_ERRM_AWUSER_STABLE

AXI4/AXI3

AWVALID がアサートされ、AWREADY が Low のとき、AWUSER は安定している必要があります。

AXI_ERRM_WUSER_STABLE

AXI4/AXI3

WVALID がアサートされ、WREADY が Low のとき、WUSER は安定している必要があります。

AXI_ERRS_BUSER_STABLE

AXI4/AXI3

BVALID がアサートされ、BREADY が Low のとき、BUSER は安定している必要があります。

AXI_ERRM_ARUSER_STABLE

AXI4/AXI3

ARVALID がアサートされ、ARREADY が Low のとき、ARUSER は安定している必要があります。

AXI_ERRS_RUSER_STABLE

AXI4/AXI3

RVALID がアサートされ、RREADY が Low のとき、RUSER は安定している必要があります。

AXI_AUXM_RCAM_OVERFLOW

AXI4/AXI3/Lite

読み出し CAM オーバーフロー。MAXRBURSTS パラメーターを大きくする必要があります。

AXI_AUXM_RCAM_UNDERFLOW

AXI4/AXI3/Lite

読み出し CAM アンダーフロー

AXI_AUXM_WCAM_OVERFLOW

AXI4/AXI3/Lite

書き込み CAM オーバーフロー。MAXWBURSTS パラメーターを大きくする必要があります。

AXI_AUXM_WCAM_UNDERFLOW

AXI4/AXI3/Lite

書き込み CAM アンダーフロー

AXI_AUXM_EXCL_OVERFLOW

AXI4/AXI3

排他アクセス モニター オーバーフロー。EXMON_WIDTH パラメーターを大きくする必要があります。

AXI4LITE_ERRS_BRESP_EXOKAY

Lite

スレーブが AXI4-Lite インターフェイスに EXOKAY 応答を送信することはできません。

AXI4LITE_ERRS_RRESP_EXOKAY

Lite

スレーブが AXI4-Lite インターフェイスに EXOKAY 応答を送信することはできません。

AXI4LITE_AUXM_DATA_WIDTH

Lite

DATA_WIDTH パラメーターは 32 または 64 です。