設定可能な READY の遅延 - 1.1 日本語

AXI Verification IP v1.1 LogiCORE IP 製品ガイド (PG267)

Document ID
PG267
Release Date
2017-10-04
Version
1.1 日本語

各チャネルの READY 信号には、特定の決まった挙動はありません。いつ、どれだけの期間 READY をアサートするかの要件は存在せず、電源投入直後に READY をアサートする必要があると定めた要件もありません。

READY 信号の制御は、各エージェントのドライバーで設定します。マスターの場合:

RREADY

BREADY

スレーブの場合:

AWREADY

ARREADY

WREADY

READY 信号の生成を制御するために、2 つの主要なコンフィギュレーションがあります。ただし、プログラミング モデルを簡略化するために、これらは異なるコンフィギュレーションとして示されることがあります。

表: 設定可能な READY の遅延 に、設定可能な READY の遅延の説明を示します。

表 D-2: 設定可能な READY の遅延

メンバー名

デフォルト

範囲

説明

use_variable_ranges

FALSE

0 ~ 1

このプロパティを TRUE に設定した場合、ready_gen クラスは設定した最大値と最小値の範囲内で high_time、low_time、および event_count にランダムな値を生成します。

FALSE に設定した場合、ready_gen は high_time、low_time、および event_count にプログラムした値を使用します。

max_low_time

5

0 ~ 2 32 - 1

low_time の値の制約に使用します。low_time 制約の範囲の最大値を指定します。

min_low_time

0

0 ~ 2 32 - 1

low_time の値の制約に使用します。low_time 制約の範囲の最小値を指定します。

low_time

2

0 ~ 2 32 - 1

使用する場合、*READY を Low に駆動するサイクル数を指定します。

max_high_time

5

0 ~ 2 32 - 1

high_time の値の制約に使用します。high_time 制約の範囲の最大値を指定します。

min_high_time

0

0 ~ 2 32 - 1

high_time の値の制約に使用します。high_time 制約の範囲の最小値を指定します。

high_time

5

0 ~ 2 32 - 1

使用する場合、*READY を High に駆動するサイクル数を指定します。

max_event_count

1

1 ~ 2 32 - 1

event_count の値の制約に使用します。event_count 制約の範囲の最大値を指定します。

min_event_count

1

1 ~ 2 32 - 1

event_count の値の制約に使用します。event_count 制約の範囲の最小値を指定します。

event_count

1

0 ~ 2 32 - 1

使用する場合、ポリシー終了までにサンプルするハンドシェイクの回数を指定します。

event_count_reset

2000

0 ~ 2 32 - 1

ウォッチドッグの待機時間を指定します。