次に、この資料で使用するアドレス マップの記法について例を挙げながら説明します。
たとえば次のような DRAM コンポーネントの場合を考えます。
- 16 ビットの行アドレス (1 バンクあたり 64K 行)
- 10 ビットの列アドレス (1 行あたり 1024 列)
- 2 ビットのバンク アドレス (1 バンク グループあたり 4 バンク)
- 2 ビットのバンク グループ アドレス (4 バンク グループ)
DRAM バス幅は 64 ビットです。DRAM の基本的なアクセス単位は 64 バイトです。この場合、次のようなアドレス マップが推奨されます。
- DRAM バスは 64 ビット幅のため、DRAM は system_addr[2:0] を使用しない
- Column_addr[9:0] = system_addr[12:3]
- Bank_group_addr[1:0] = system_addr[14:13]
- Bank_addr[2:0] = system_addr[16:15]
- Row_addr[15:0] = system_addr[32:17]
このアドレス マップを、16R-2B-2BG-10C と表します。
図 1. アドレス マップの例