NMU はアドレス リマップ機能をサポートしており、デフォルトのアドレス マップの変更と簡単なアドレス仮想化が可能です。NMU のコンフィギュレーション空間には、16 組のアドレス リマップ レジスタがあります。各アドレス リマップ レジスタは、次の機能をサポートします。
- 4KB からアドレス マップ全体へのアドレス範囲のマッチ。
- アドレス マッチによる、トランザクションを配線するデスティネーション ID の決定。
- アドレスのマッチした部分に対するオプションの置換アドレス。
- ENABLE
- REMAP
- MASK[63:12]
- MATCH[63:12]
- REPLACE[63:12]
- DEST[11:0]
アドレス マッチ機能が有効になっている場合、受信した AXI 読み出しアドレスと書き込みアドレスはすべて比較されます。MASK が 1 にセットされているビットは、AXI アドレスと MATCH フィールド内の対応するビットの間で比較されます。REMAP フィールドがセットされ、2 つのアドレスの値がマッチする場合、AXI アドレス内の MASK ビットは REPLACE フィールドからの (同じビット位置の) 対応する値で置き換えられ、DEST フィールドの値がデスティネーション ID として使用されます。REMAP フィールドがセットされていない場合、元のアドレスが変更されずに使用され、DEST の値がデスティネーション ID として使用されます。