キャリブレーション ステージのコードおよび各キャリブレーション ステージのステータスを格納する CAL_SEQ_STATUS レジスタは 64 個あります。キャリブレーションは CAL_SEQ_STATUS_0 から開始します。レジスタは 64 個あるため、最大で 64 ステージがサポートされますが、実際に使用されるのはその一部です。
次の表に、CAL_SEQ_STATUS レジスタのエンコードを示します。
レジスタ ビット | 説明 |
---|---|
CAL_SEQ_STATUS [8..6] |
ステージのステータス 0: ステージが有効、ただし開始前 1: ステージが開始前で、スキップされる (ステージが無効、または動作周波数が低いため不要) 2: 予約 3: キャリブレーション実行中 4: キャリブレーション ステージがスキップされた 5: 予約 6: キャリブレーション ステージが正常に完了した 7: キャリブレーション ステージでエラーが発生した |
CAL_SEQ_STATUS [5..0] |
ステージのエンコード。次に、ステージのエンコードを示します。ただし、これと同じシーケンスをキャリブレーションに使用するとは限りません。 0x00: F0_PHY_BISC 0x01: F0_MEM_INIT 0x02: F0_LPDDR4_CS_CA_TRAIN 0x03: F0_LPDDR4_CA_VREF_TRAIN 0x04: F0_LRDIMM_DB_MREP 0x05: F0_LRDIMM_DB_MRD_CYCLE 0x06: F0_LRDIMM_DB_MRD_CENTER 0x07: F0_LRDIMM_DB_DWL 0x08: F0_LRDIMM_DB_MWD_CYCLE 0x09: F0_LRDIMM_DB_MWD_CENTER 0x0a: F0_DQS_GATE_CAL 0x0b: F0_READ_DQ_CAL 0x0c: F0_WRITE_LEVELING 0x0d: F0_WRITE_DQ_DBI_CAL 0x0e: F0_WRITE_LATENCY_CAL 0x0f: F0_READ_DBI_CAL 0x10: F0_READ_DQ_VREF_CAL 0x11: F0_READ_DQ_DBI_CAL_COMPLEX 0x12: F0_WRITE_DQ_VREF_CAL 0x13: F0_WRITE_DQ_DBI_CAL_COMPLEX 0x1a: F0_PRBS_READ 0x1b: F0_PRBS_WRITE 0x1f: FREQ_SWITCH 0x20: F1_PHY_BISC 0x21: F1_MEM_INIT 0x22: F1_LPDDR4_CS_CA_TRAIN 0x23: F1_LPDDR4_CA_VREF_TRAIN 0x24: F1_LRDIMM_DB_MREP 0x25: F1_LRDIMM_DB_MRD_CYCLE 0x26: F1_LRDIMM_DB_MRD_CENTER 0x27: F1_LRDIMM_DB_DWL 0x28: F1_LRDIMM_DB_MWD_CYCLE 0x29: F1_LRDIMM_DB_MWD_CENTER 0x2a: F1_DQS_GATE_CAL 0x2b: F1_READ_DQ_CAL 0x2c: F1_WRITE_LEVELING 0x2d: F1_WRITE_DQ_DBI_CAL 0x2e: F1_WRITE_LATENCY_CAL 0x2f: F1_READ_DBI_CAL 0x30: F1_READ_DQ_VREF_CAL 0x31: F1_READ_DQ_DBI_CAL_COMPLEX 0x32: F1_WRITE_DQ_VREF_CAL 0x33: F1_WRITE_DQ_DBI_CAL_COMPLEX 0x3a: F1_PRBS_READ 0x3b: F1_PRBS_WRITE 0x3c: EN_VT_TRACK 0x3d: READ_DQS_TRACK 0x3e: LPDDR4_WRITE_DQS_OSC_TRACK 0x3f: CAL_DONE |
CAL_POINTER レジスタは、キャリブレーションの現在のステージを示します。ほとんどの場合、キャリブレーションはハードウェア マネージャーがこれらのレジスタを更新する前に完了しているため、ユーザーが値の変化を見ることはほとんどありません。キャリブレーション エラーの場合は、エラーが発生した場所が示されます。キャリブレーション中にエラーが発生した場合、Vivado ハードウェア マネージャーにエラー要因に関する詳細が表示されます。