Flow Navigator で
をクリックします。すると、図のように [Project Settings] の [Simulation] ページが表示されます。図 1. シミュレーション設定
Target simulator を Vivado Simulator に設定します。
注: 上で作成したラッパーが、シミュレーションの最上位モジュール名となります。
NoC の SystemC シミュレーション
デフォルトでは、[Run Simulation] を実行すると NoC および DDRMC の SystemVerilog ビヘイビアー モデルが使用されます。
Vivado®
では、これよりもはるかに高速な NoC および DDRMC の SystemC モデルを使用できます。SystemC モデリングを有効にするには、AXI NoC および AXIS NoC のすべてのインスタンスの SELECTED_SIM_MODEL プロパティを tlm
に設定する必要があります。次の図に示すように、[SELECTED_SIM_MODEL] をデフォルトの rtl
から tlm
に変更すると、シミュレーション モデルが SystemC に設定されます。SystemC モデルは SystemVerilog モデルに比べてはるかに高速ですが、精度は低下することに注意してください。機能の検証には SystemC モデルを使用できますが、性能モデリングには SystemVerilog の使用を推奨します。
シミュレーション モデルを選択するための Tcl コマンドは、次のとおりです。SystemC の場合は tlm
、SystemVerilog の場合は rtl
に設定してください。
set_property SELECTEC_SIM_MODEL tlm [get_bd_cells/axi_noc_0]
図 2. シミュレーション モデルの設定
注: TLM モデルは、内部レスポンダーを使用したシミュレーションのみをサポートします。