IP インテグレーター のブロック デザイン (BD) は、より高レベルのデザインに統合することも、最上位のデザイン階層として定義することもできます。いずれの場合も、まず BD の HDL ラッパーを生成します。Vivado IDE の [Sources] ウィンドウで BD を右クリックして、Create HDL Wrapper をクリックします。
図 1. [Create HDL Wrapper] コマンド
このコマンドを実行すると、最上位 HDL ファイルと IP インテグレーター BD に対するインスタンシエーション テンプレートが生成されます。
[Create HDL Wrapper] ダイアログ ボックスが表示されます (下図参照)。
図 2. [Create HDL Wrapper] ダイアログ ボックス
[Create HDL Wrapper] ダイアログ ボックスには、次のオプションがあります。
- [Copy generated wrapper to allow user edits]
- BD が全体的なデザイン階層のサブセットである場合、ほかのデザイン コンポーネントをラッパー ファイルにインスタンシエートできるように、このオプションを選択してラッパー ファイルを手動で編集できるようにする必要があります。コピーされたラッパー ファイルは、<project_name>.srcs/sources_1/imports/hdl ディレクトリに書き込まれます。
- [Let Vivado manage wrapper and auto-update]
- BD がプロジェクトの最上位である場合、またはラッパー ファイルを手動で編集しない場合は、このオプションをオンにします。Vivado ツールがラッパー ファイルを管理する場合、出力ファイルを生成するたびにファイルが更新されます。ラッパー ファイルは、<project_name>.srcs/sources_1/bd/<bd_name>/hdl ディレクトリにあります。
OK をクリックすると、Vivado がラッパーを管理します。