メモリ デバッグ: Tcl の使用 - 1.0 日本語

Versal ACAP Programmable Network on Chip and Integrated Memory Controller v1.0 LogiCORE IP 製品ガイド (PG313)

Document ID
PG313
Release Date
2021-04-08
Version
1.0 日本語

ハードウェア マネージャーでハードウェアに接続すると、Vivado Tcl コンソールから次の Tcl コマンドを実行できます。

get_hw_ddrmcs
このコマンドを実行すると、すべての統合メモリ コントローラーのリストが返されます。このコマンドと「lindex」を組み合わせて、リストの中の項目を選択します。
refresh_hw_device
このコマンドは、ターゲットを指定しない場合、デバイス全体およびすべてのデバッグ コアをリフレッシュします。
report_property
このコマンドは、指定したターゲットのすべてのプロパティを表示します。

たとえば、DDRMC2 のすべてのプロパティを表示するには、次のように実行します。

report_property [lindex [ get_hw_ddrmcs] 1 ]
注: ハードウェア マネージャーではメモリ コントローラーの番号は 1 から始まりますが、Tcl lindex コマンドでは 0 から始まります。
report_hw_ddrmc
このコマンドを実行すると、GUI に表示されるデータのサマリがフォーマット済みテキストとして出力されます。

次に、出力の例を示します。

図 1. report_hw_ddrmc