Advanced I/O Planner の使用 - 1.0 日本語

Advanced IO Wizard v1.0 LogiCORE IP 製品ガイド (PG320)

Document ID
PG320
Release Date
2022-04-21
Version
1.0 日本語

[I/O Planning] には、[I/O Ports] タブと [Package Pins] タブがあります。有効な XPHY ロジック リソースを最大限に活用するために、高速インターフェイスの I/O プランニングは統合 DDRMC から NoC、ソフト メモリ コントローラー、Advanced IO Wizard、I/O ロジックの順序で実行することを推奨しています。このツールでは、ニブルおよぼバンク レベルで割り当てが可能です。その他の割り当て粒度が必要な場合は、従来のピン プランニング ツールを使用してください。デザインに Versal アーキテクチャの Advanced IO Wizard IP が含まれる場合は、これらのタブのバナーにメッセージとボタンが表示され、Advanced I/O Planner を起動できます。Advanced I/O Planner は、XPHY I/O ブロックのすべてのインターフェイスに対応しています。ハード/ソフト メモリ コントローラーがある場合は、Advanced I/O Planner に表示されます。これらのインターフェイスは、集中管理されるハードウェア ルール ベースのエンジンに基づいて可能な限り最適配置されます。これには優先順位があり、ハード メモリ コントローラー、ソフト メモリ コントローラー、その次に SelectIO™ インターフェイスなどとなります。

図 1. Advanced I/O Planner の起動

Advanced I/O Planner を使用して、IP インターフェイスの信号グループを I/O バンク内の特定のニブル グループに自動または手動で割り当てることができます。

図 2. Advanced I/O Planner の [I/O instances] ビュー
図 3. Advanced I/O Planner の [Nibble Groups] ビュー (展開表示あり)
注記: IP から直接生成したサンプル デザインを使用する場合、サンプル デザインの XDC ファイルでデフォルトの I/O 割り当てが提供され、これは Advanced I/O Planner に表示されます。

Advanced I/O Planner には、次のような特長があります。

展開可能なデバイス リソース ツリー
選択したデバイスによって、バンク、ニブル グループなどのデバイス リソースが展開可能なツリー メニューに表示されます。次の図に示すように、ツリーを折りたたんでデバイスの特定エリアに焦点を当てることが可能です。
図 4. Advanced I/O Planner の [Nibble Groups] ビュー (展開表示あり)
注記: Advanced IO Wizard の I/O インターフェイスは、隣接する I/O バンクに割り当てられるため、ツリーにはデバイスに表示される順にリソースが示されます。
その他のビューとの相互選択
次の図に示すように、I/O バンクやニブル グループを選択すると、[Package] ウィンドウや [Device] ウィンドウでもそれらのグループがハイライト表示されてリソースを識別できます。
図 5. バンクやニブル グループの相互選択
DRC 情報
次の図に示すように、Advanced I/O Planner の上部には、DRC のステータス メッセージが表示され、DRC 違反に関する情報が、詳細情報、エラー、警告メッセージへのリンク付きで示されます。
図 6. DRC 違反を表示
信号グループの情報
次の図に示すように、ツールバーにある i ボタンをクリックして、[Signal Groups] で選択した信号グループの下のポートを表示します。
図 7. 信号グループを表示