この機能を使用すると、クロック リソースの使用量、性能、クロックの配線性の点から指定した要件に最も合致するクロック プリミティブがインスタンシエートされます。プリミティブを Auto として選択すると、クロック機能とオプション ポートはすべて未選択の状態となります。必要なオプションは、ユーザーが有効にする必要があります。次の表に、選択したクロック機能に応じてどのプリミティブが選択されるかを示します。
機能 | Auto プリミティブの選択肢 | 選択の判断基準 |
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位相アライメント | MMCM | この機能は MMCM でしかサポートされません。 |
ダイナミック位相シフト | MMCM または DPLL または MBUFGCE | 選択の判断基準は次のとおりです。
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セカンダリ入力クロック | MMCM | この機能は MMCM でしかサポートされません。 |
選択した出力クロック数が 4 より多い | MMCM または DPLL または MBUFGCE | 選択の判断基準は次のとおりです。
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DESKEW_MODE のセーフ クロック スタートアップおよびセーフ クロック モード | MMCM |
clk_out パスから clkin_deskew には接続できないため、DPLL では DESKEW_MODE はサポートされません。 |
0 以外の位相 | MMCM または DPLL | 選択の判断基準は次のとおりです。
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入力クロック停止 (ポート) | MMCM | このポートは、MMCM でのみ利用できます。 |
Clkfb_stopped (ポート) | MMCM | このポートは、MMCM でのみ利用できます。 |
reset、locked、power_down ポート 入力周波数範囲、出力周波数範囲、および VCO 周波数範囲注記: これらの範囲は、選択したデバイス、ボード、スピード グレードによって異なります。DC 特性および AC スイッチ特性は、
『Versal AI コア シリーズ データシート: DC 特性および AC スイッチ特性』 (DS957) を参照してください。
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MMCM または DPLL | 次の場合、MMCM が選択されます。
注記: リセットとパワー ダウンは同じポートにマップされます。下位互換性のため、リセットはポートとして示されます。
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出力クロック数が 4 以下 | DPLL | すべてのクロックのデューティ サイクルが 50% の場合 |
MMCM | いずれかのクロックのデューティ サイクルが 50% でない場合 | |
MBUFGCE | すべてのクロックのデューティ サイクルが 50%、すべてのクロックの位相が 0、すべてのクロックのクロック グルーピングが Auto、かつすべての出力クロック周波数が互いに整数分周 (/1、/2、/4 または /8) の関係にある場合 例: 上記の条件を満たしたクロック出力が 4 つあり、周波数はそれぞれ ck_out1 = 200MHz、clk_out2 = 100MHz、clk_out3 = 50MHz、ck_out4 = 25MHz とします。この場合、周波数が互いに整数分周の関係にあるため、Auto プリミティブとして MBUFGCE が推論されます。 |
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[ZHOLD] | DPLL | 選択の判断基準は次のとおりです。 出力クロック数が 4 以下、ZHOLD が有効で、選択した出力クロックの周波数が 500MHz 以下、かつデューティ サイクルが 50% の場合、DPLL が選択されます。 |