次の表で、Embedded Memory Generator コアのポートについて説明します。データ ポート (dina
、douta
、dinb
、および doutb
) の幅は、
Vivado®
IDE で選択できます。アドレス ポート (addrb
) の幅は、ポートごとにメモリの深さによって決まります。ライト イネーブル ポート (wea
および web
) は、バイト ライトが無効の場合、(幅 1 の) バスです。バイト ライトが有効の場合、wea
および web
の幅は、Vivado IDE で選択したバイト サイズと書き込みデータ幅によって決まります。
ポート名 | I/O | ポート | 説明 |
---|---|---|---|
clka | 入力 | ポート A クロック | ポート A の動作は、このクロックに同期します。同期動作を行うには、このクロックを CLKB と同じ信号で駆動する必要があります。 |
addra | 入力 | ポート A アドレス | ポート A の読み出しおよび書き込み動作用のメモリ空間をアドレス指定します。すべてのコンフィギュレーションで利用できます。 |
dina | 入力 | ポート A データ入力 | ポート A からメモリに書き込まれるデータ入力。すべての RAM コンフィギュレーションで利用できます。 |
douta | 出力 | ポート A データ出力 | ポート A からの読み出し動作によるデータ出力。シンプル デュアル ポート RAM を除くすべてのコンフィギュレーションで利用できます。 |
ena | 入力 | ポート A クロック イネーブル | ポート A からの読み出し、書き込み、リセット動作を有効にします。すべてのコンフィギュレーションでオプションとして利用できます。 |
wea | 入力 | ポート A 書き込み イネーブル | ポート A からの書き込み動作を有効にします。すべての RAM コンフィギュレーションで利用できます。 |
rsta | 入力 | ポート A セット/リセット | ポート A メモリ出力ラッチまたは出力レジスタをリセットします。すべてのコンフィギュレーションでオプションとして利用できます。 |
regcea | 入力 | ポート A レジスタ イネーブル | ポート A の最後の出力レジスタを有効にします。ポート A 出力レジスタを含むすべてのコンフィギュレーションでオプションとして利用できます。 |
sbiterra | 出力 | シングルビット エラー | 出力バス上で自動訂正された、メモリ内のシングルビット エラー。 |
dbiterra | 出力 | ダブルビット エラー | メモリ内にダブルビット エラーが存在することを示すフラグを設定します。ダブルビット エラーは、ビルトインの ECC デコード モジュールでは自動訂正できません。 |
injectsbiterra | 入力 | シングルビット エラー挿入 | |
injectdbiterra | 入力 | ダブルビット エラー挿入 | |
clkb | 入力 | ポート B クロック | ポート B の動作は、このクロックに同期します。デュアル ポート コンフィギュレーションで利用できます。同期動作を行うには、このクロックを CLKA と同じ信号で駆動する必要があります。 |
addrb | 入力 | ポート B アドレス | ポート B の読み出しおよび書き込み動作用のメモリ空間をアドレス指定します。デュアル ポート コンフィギュレーションで利用できます。 |
dinb | 入力 | ポート B データ入力 | ポート B からメモリに書き込まれるデータ入力。完全なデュアル ポート RAM コンフィギュレーションで利用できます。 |
doutb | 出力 | ポート B データ出力 | ポート B からの読み出し動作によるデータ出力。デュアル ポート コンフィギュレーションで利用できます。 |
enb | 入力 | ポート B クロック イネーブル | ポート B からの読み出し、書き込み、リセット動作を有効にします。デュアル ポート コンフィギュレーションでオプションとして利用できます。 |
web | 入力 | ポート B ライト イネーブル | ポート B からの書き込み動作を有効にします。デュアル ポート RAM コンフィギュレーションで利用できます。 |
rstb | 入力 | ポート B セット/リセット | ポート B メモリ出力ラッチまたは出力レジスタをリセットします。すべてのコンフィギュレーションでオプションとして利用できます。 |
regceb | 入力 | ポート B レジスタ イネーブル | ポート B の最後の出力レジスタを有効にします。ポート B 出力レジスタを含むデュアル ポート コンフィギュレーションでオプションとして利用できます。 |
sbiterrb | 出力 | シングルビット エラー | 出力バス上で自動訂正されたシングルビット エラーがメモリ内に存在することを示すフラグを設定します。 |
dbiterrb | 出力 | ダブルビット エラー | メモリ内にダブルビット エラーが存在することを示すフラグを設定します。ダブルビット エラーは、ビルトインの ECC デコード モジュールでは自動訂正できません。 |
injectsbiterrb | 入力 | シングルビット エラー挿入 | |
injectdbiterrb | 入力 | ダブルビット エラー挿入 | |
sleep | 入力 | 動的消費電力削減 | スリープ ピンが High のとき、Embedded Memory Generator コアは消費電力削減モードになります。 |