カスタム IP のデザイン入力には、Bridge IP (gt_bridge_ip
) を使用します。カスタム IP は、IP インテグレーターでパッケージ化する必要はありません。Bridge IP で要件を入力した後、ブロック オートメーションを使用して 1 つまたは複数の GT クワッド デザインを生成する必要があります。最上位ファイルを生成し、そこにカスタム IP をフックします。Bridge IP の GUI 入力は、GT Wizard (gt_quad_base
) のレプリカです。このため、Bridge IP の GUI に入力した値は、システム生成時に 1 つまたは複数の GT クワッドに自動的に反映されます。
gt_bridge_ip
は IP インテグレーターで追加できます。IP シンボルをダブルクリックすると、Bridge IP の GUI が開きます。GUI で Pass Through Mode をオンにして、パススルー モードを有効にします。これにより、必要な GT パラレル インターフェイスがユーザー インターフェイスに引き出されます。レーン数など、その他のパラメーターを設定します (gt_quad_base
のパラメーターは、gt_bridge_ip
の GUI でプログラムできる)。
- メイン GUI の設定画面
- メイン GUI の設定画面では、トランシーバー プリセットの選択、方向、マスター クロック ソース、およびレーン数をカスタマイズします。次の図に、メイン GUI の画面を示します。
図 1. Bridge IP の GUI
- [Component Name]
- [Component Name] では、生成される IP の名前を設定します。デフォルトの名前は
gt_bridge_ip_0
です。
- [Pass Through Mode]
- オンにすると、必要な GT パラレル インターフェイスがユーザー インターフェイスに引き出されます。
- [Master Reset Enable]
- GT クワッドのマスター リセット ロジックを有効にします。デフォルトでオンです。オフにしないでください。
- [Preset]
- 標準プロトコルのプリセットがサポートされます。いずれかのプリセットを選択すると、対応するトランシーバー設定がサブ GUI にロードされます。マルチ ライン レート プリセットも、この [Preset] でロードできます。その場合、単一のライン レート プリセットを反映したサブ GUI がライン レートの数だけ作成されます。[Preset] のリストで末尾に「MLR」の付いているものがマルチ ライン レートのプリセットです。
- [GT Direction]
- ドロップダウン リストから GT の方向を選択します。
- [Number of Lanes]
- 必要な GT レーン数を選択します。ユーザー データ幅 320/512 を必要とする GTME5 コンフィギュレーションでライン レートが 56Gb/s を超えている場合、両方の PCS レーンが使用されるため、クワッドに追加されるレーンの数はアクティブな PCS チャネルの数として扱われます。
- [TX Master CLK source]/[RX Master CLK source]
- ドロップダウン リストからマスター クロック ソースを選択します。
- [Transceiver Configs]
- クリックすると、トランシーバーのトランスミッターとレシーバーを設定するためのサブ GUI が開きます。
詳細は、サブ GUI の設定画面 を参照してください。